防災・危機管理情報

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2 時代の潮流・背景と鳥取県  (6)「協働」型社会への転換
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視点

  1. 社会を担う新しい協力関係のシステムづくり
  2. 家庭、職場、地域社会での男女共同参画
  3. ユニバーサルデザインの考え方

分析

 人々の価値観は、これまでより多様化してきています。生活する上で生じる様々な課題の解決は、これまでのように行政が中心になるだけでは解決することができなくなってきています。また、市民社会の成熟に伴い、NPO、ボランティア等の活動が活発化しています。近年、NPOによる活動やボランティア活動、企業の社会貢献活動など、様々な主体と行政とが役割分担しながら共に課題解決を図っていく新しい協力関係のシステムづくりが求められています。

 また、このような価値観の多様化や高齢化、女性の社会進出等により、働き方等を含め、個人のライフスタイル(生活様式)も多様化してきています。それぞれが自らの生活を楽しみ、いきいきと暮らしていくためには、家庭、職場、地域社会での男女共同参画や、お互いの違いを認め合い、家庭も地域も人と人とのつながりが大切にされ、希望にあふれ、誰もが暮らしやすい社会(ユニバーサル社会)の実現も必要です。


 本県は、ボランティア活動(まちづくりのための活動や自然・環境を守るための活動等)に住民が関わった割合が全国一であるなど、住民が主体となって、企業やNPO、住民団体や地域活動を行う者・団体等と協働・連携して、自らの手で地域づくり等を進めていく素地があり、今後、この素地を活かして、様々な主体と行政との間で新しい協力関係をつくり、鳥取県型の協働連携モデルを全県で展開するなど、新たな地域づくり・ネットワークづくりを進めていく必要があります。

  
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