5月12日(金)、大山隠岐国立公園内にある鏡ヶ成(江府町)で湿原守ろうプロジェクトin鏡ヶ成(湿原保全作業)と勉強会が行われました。
環境省大山隠岐国立公園管理事務所、休暇村奥大山、江府町、鳥取大学、自然公園財団、日野振興センターと一般・鳥取県自然保護ボランティア、計36名が参加しました。
湿原内に入り込んだ木々や草は、乾燥化を進めてしまうので刈り取ります。
湿原の植物達は栄養価の高い土壌を好みません。刈ったものをそのままにしておくと富栄養化に繋がってしまうので、湿原の外に運び出します。
刈り取った低木や草を担架に積んで運ぶ作業は大変です。自然保護ボランティアのお一人に後で話しを聞いたら、腕が筋肉痛になったとのこと。作業、お疲れさまでした。
午後からは、過去から現在にかけて鏡ヶ成湿原がどのように変貌してきたか、スライドを使って鳥取大学農学部生態工学研究室から説明をしていただきました。
以前はどこに湿原があるかわからない状態でしたが、低木や草を取り除いたことにより地表が見えるようになり、日が当たらずに眠ってい湿原性の植物が顔を見せてくれるようになりました。
現在、バイケイソウの群落ができつつありますが、これだけのバイケイソウが一度に見られる場所も珍しいのだとか。
作業すればそれに答えてくれる植物達。次はどんな植物に出会えるか楽しみです。
次の作業は11月に開催予定です。一般参加も可能ですので、興味のある方は一緒に汗を流しましょう!
日野振興センター 2017/05/18