日野振興センター周辺で、この夏初めてアカショウビンの鳴き声を聞きました。今年も聞けて、とても嬉しいです。
さて今回は、判定が難しいモリアオガエルとシュレーゲルアオガエルの見分けるポイントを紹介します!
先日、日南町で鳥獣保護区等の境界を示す制札板の状況確認をしていました。
山林内の農道をゆっくり車で走っていると、ペトっと何かがフロントガラスに張り付きました。6センチ程度のアオガエルです。
モリアオガエル?シュレーゲルアオガエル??どちらでしょう。調べてみました。
モリアオガエルとシュレーゲルアオガエルは、見た目がそっくりなので違いがよくわかりませんが、見分けるポイントがいくつかあるようです。
その1!皮膚の見た目
モリアオガエルの皮膚のほうがキメが荒く、赤褐色の斑紋がある個体も多いようです。シュレーゲルアオガエルは乾燥時には、つるっとしていて黄色い斑点が入ることもあるとか。しかしカエルなので、色での判別はあてにならないとの説も…。
その2!水かき
モリアオガエルはシュレーゲルアオガエルに比べ、水かきが発達しています。
これは違いがはっきりしているので、比較するとよくわかるようです。
その3!成体の大きさ
モリアオガエルの成体は、4~8センチ。シュレーゲルアオガエルの成体は3~6センチと言われています。モリアオガエルのほうが角ばった体形のようですが、これも個体差があるようです。
今回のアオガエルは、どちらであると言い切る自信はありませんが、皮膚の見た目や水かきの様子から、シュレーゲルアオガエルかな、と思っています。
生きたモリアオガエルにまだ出会ったことがないので、期待して調べたのですが、違っていてちょっとがっかり…。
モリアオガエルとシュレーゲルアオガエルの比較写真が、いつか紹介できるといいですね。
日野振興センター 2017/06/01