防災・危機管理情報



 中部担当の自然保護監視員が、日々のパトロールの中で発見したこと、感じたこと等を綴りながら、中部地区の魅力的な自然の数々をご紹介します。
 

2017年10月23日

自然公園におけるマナー

 二十四節気の1つ霜降(そうこう)の頃になり、朝晩の気温が下がり霜が降り始める頃になりました。東郷池などではヒドリガモやホシハジロなどの冬鳥が見られるようになり、冬が近づいていることを実感します。

 さて、先日大山隠岐国立公園内をパトロールしていると、登山道沿いの草花が切り取られているのを発見しました。

ツリガネニンジンが切り取られた跡
ツリガネニンジン
(画像の中心にある茎が切り取られた跡)

 国立公園の特別地域内に生育しているツリガネニンジンやオミナエシが複数切り取られており、登山者のマナーを疑いました。

 国立公園とは、自然公園法という法律に基づいて国の指定を受けた場所で、日本を代表する優れた自然の風景地を保護するために管理されています。国立公園の特別地域内で指定植物を勝手に採ったり傷つけたりすると違法になります。ツリガネニンジンやオミナエシなど指定植物ではないものも大切な植物です。むやみに植物を傷つけることはやめましょう。

 その他にも、国立公園内でペットボトルやお菓子のゴミ、タバコの吸い殻をよく見かけます。

ゴミ1
国立公園内で拾ったゴミ
(お菓子のゴミ、タバコの吸い殻など)

ゴミ2
国立公園内で拾ったゴミ
(ペットボトルなど)

 国立公園では、ゴミを捨てずに持ち帰りましょう。特にタバコの吸い殻は、山火事の発生につながりますので絶対に捨てないでください。

 大山隠岐国立公園で10月に見かけた魅力的な花を紹介します。
キバナアキギリ
キバナアキギリ
 シソ科の多年草。薄黄色の唇型の花をつける。

リンドウ 
リンドウ
 リンドウ科の多年草。青紫色の清楚な花をつける。

 このようなきれいな花を見かけても採って帰らないでください。

 これから本格的な紅葉シーズンになり、ハイキングをする人が増えます。国立公園などの自然公園を利用する際は、下記のマナーを守り自然を大切にしましょう。

自然公園におけるマナー
◎むやみに歩道からはずれ植物を傷つけることはやめましょう
◎ゴミは捨てずに持ち帰りましょう
◎休憩舎、展望台、公衆便所などの施設は大切に使いましょう
◎たき火をするのはやめましょう
◎ペットと一緒の場合は引綱を付け、フンの処理など責任を持ちましょう

自然公園の区域図等は下記のページでご確認ください。
 自然公園(鳥取県生活環境部緑豊かな自然課)

中部総合事務所環境建築局 2017/10/23 in 県立自然公園,国立公園,植物



問合せ先

中部総合事務所 環境建築局 環境・循環推進課

(自然公園担当)
電話:0858-23-3276  Fax:0858-23-3266

(野生鳥獣・狩猟免許担当)

電話:0858-23-3153  Fax:0858-23-3266

  
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