□テーマ
「対外戦争の現実―文禄・慶長の役の闇―」
天下を統一した後の豊臣秀吉は、戦国時代の日本国内の軍事力を転化し「文禄・慶長の役」という6年にもわたる対外戦争を号令しました。大名たちは「際限なき軍役(ぐんやく)」とも称される苛烈な動員を受け、全国の武士が「唐入(からいり)(大陸渡海)」しています。
当館所蔵の古文書の中にも、因幡・伯耆に所縁のある武家の文禄・慶長の役に関する文書が残されています。その多くは華々しい戦功を誇るものですが、中には対外戦争における大きな損害や悲惨な状況を知ることが出来るものもあります。史料を通して対外戦争について考えます。
□展示期間
令和6年6月25日(火)~8月25日(日)
前期:6月25日(火)~7月28日(日)
後期:7月30日(火)~8月25日(日)
※7月29日(月)は休館日
□展示資料
- (文禄元年ヵ)7月17日付豊臣秀吉朱印状(「菅家文書」)【前】
- 慶長2年2月20日付豊臣秀吉朱印状(「菅家文書」)【後】
- 文禄元年8月15日付二宮就辰(にのみやなりとき)書状(「宮本家文書」)【前】
- 文禄元年8月15日付毛利輝元(もうりてるもと)書状(写ヵ)(「宮本家文書」)【後】
- 慶長3年5月14日付榎本元吉(えのもともとよし)書状(「宮本家文書」)【前】
- 慶長3年1月7日付安国寺恵瓊(あんこくじえけい)・福原広俊(ふくばらひろとし)連署書状(「宮本家文書」)【後】
- 津田長行家譜【通】
※【前】前期展示・【後】後期展示・【通】通期展示、全て当館所蔵
□入館料
常設展示観覧料180 円( 団体150 円)
※次の方は無料です。
70歳以上の方、大学生以下、学校教育活動での引率者、障がいのある方・難病患者の方・要介護者等及びその介護者。
□会場
鳥取県立博物館 歴史・民俗展示室「歴史の窓」コーナー
□問い合わせ
鳥取県立博物館 学芸課人文担当(山本)
TEL.0857-26-8044 FAX.0857-26-8041