倉吉市関金町の特定猟具使用禁止区域（銃）や中国自然歩道を回りました。途中、関金総合グラウンド内のサッカー場でツグミの群れを発見。その数ざっと７０羽。芝生の上を歩き回り、えさ探しに懸命の様子です。

ツグミの群れ

サッカー場

　ツグミは体長２４ｃｍで、山々が秋色に色付くころ、北の国から越冬のため渡ってきます。秋口に飛来したときには警戒心が強く樹上に留まっていますが、徐々に地上に降りてきて採餌するようになります。木の実や果物、虫を食べます。
　地面をはねるようにとんでエサを取る格好から、古くは鳥馬（ちょうま）と呼ばれました。両足を揃えて数歩ピョンピョンと歩いては立ち止まり、胸をそらしては静止する独特のポーズです。
　私はツグミのこのしぐさを見ると、心の中でつぶやきます。「ダルマさんが転んだ！」。ツグミの動きに合わせ、後半少し早口にすると、ぴたりとツグミが立ち止まってくれます。かつてはカスミ網で大量に捕獲され食用にされていましたが、現在ではカスミ網は所持・使用・販売ともに禁止されています。また、カスミ網以外の方法でも許可なく野鳥を捕らえることは法律で禁止されています。（自然保護監視員：谷口真一）