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平成24年6月27日午前11時
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「しぜんの宝箱」自然保護監視員だより

    清らかな水、深い緑、露に輝く花々…。鳥取県日野郡の自然はまるで宝箱のようです。
 ここには、大山隠岐国立公園、比婆道後帝釈国定公園、奥日野県立自然公園、神戸上県自然環境保全地域があり、とても自然豊かな地域です。また、サクラソウやブッポウソウ等、希少な動植物も多く生息しています。
 自然保護監視員の藤原文子が、活動を通して魅力いっぱいの日野郡の自然を楽しく紹介していきます!
  

2012年7月3日

事務所で子育て奮闘中!

 本格的な梅雨を向かえ、天気が気になる季節になりました。それは、子育て中の親鳥も同じではないでしょか。
 
 今回は、日野総合事務所で子育て奮闘中の鳥達を紹介します!

 現在日野総合事務所では、ツバメ、スズメ、コシアカツバメが子育てをしています。

 「なんだ、スズメやツバメなんてどこでもおるがん!」と思った方…。その認識は、数年後にひっくり返るかもしれませんよ。



 上はコシアカツバメの巣です。まだ、巣を作っている最中で、子育てはこれからのようです。
 コシアカツバメは、日本で見られるツバメの中で一番大きく、腰がオレンジ色をしています。
 営巣地が限定されているので県内では数が少なく、鳥取県の絶滅危惧2類に指定されています。
 近くに人がいるとなかなか巣に戻らない様子を見ていると、「もっと図太くないと、生き残れんぞ!」と胸が熱くなります。
 



 次はスズメの巣です。屋根と建物の隙間に巣をつくったようで、にぎやかなヒナの声がしています。
 どこにでもいそうなスズメですが、実は数が激減している鳥なのです。20年前と比べると、80%も減少しているとか。
 日本人の生活様式が変化したことによって、食べ物や巣が得にくい状況になったことが減少理由とされています。
 確かに、日本家屋のお宅少なくなってますよね。公園もきれいに草刈されちゃってますし…。今後が気になります。
 


 最後にツバメの巣です。コシアカツバメは限られた場所でしか見れませんが、このツバメは私たちのすぐ近くにいて、どこでも見ることができるなじみのある鳥です。
 野生の鳥のヒナを近距離で見ることができるのって、ツバメぐらいではないでしょうか。きっと、ツバメは人間を信頼してくれているんでしょうね。

☆日野ごよみの記事もチェック!
https://www.pref.tottori.lg.jp/item/739048.htm#itemid739048

 野鳥の数が減っているのでないか?と聞くことが多くなりました。減少理由の一つとして、虫の数が減少し繁殖がうまくいっていないのでは?とのこと。本当の理由はわかっていません。

 日野事務所のヒナ達、みんな元気に大きくなって巣立ってもらいたいものです。

☆8月5日(日)、モリモリ遊ぼう!学ぼう!食べよう!げんき森森体験教室やります!!
 森のことを楽しく知るゲームやアウトドア料理、木工工作を自分達で作ります。
 楽しいですよ~。参加者募集中ですので、ぜひ遊びに来てください♪
http://www.pref.tottori.lg.jp/item/738538.htm#moduleid302220

日野振興センター 2012/07/03

ご意見・お問い合わせ先

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〒689-4503  鳥取県日野郡日野町根雨140-1
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Eメール :  hino-shinkou@pref.tottori.lg.jp

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