防災・危機管理情報



 中部担当の自然保護監視員が、日々のパトロールの中で発見したこと、感じたこと等を綴りながら、中部地区の魅力的な自然の数々をご紹介します。
 

2013年11月28日

矢筈ヶ山の紅葉

 11月中旬から一気に初冬の気候になり、冬が近いことを実感します。

 天気の良い日、倉吉市内から大山の雪化粧を確認できました。

倉吉市内から望む大山の雪化粧
倉吉市内から望む大山の雪化粧

 さて、今回は11月上旬に大休峠(おおやすみとうげ)から矢筈ヶ山(やはずがせん)に登った時の様子を紹介します。

 矢筈ヶ山は、大山町と琴浦町の境に位置する標高1359mの山で、古期大山(約60万年前から40万年前にかけて)の火山活動でできたといわれる東大山の尾根の一部です。

位置
矢筈ヶ山の位置

 11月上旬の大休峠付近の山歩きは、綺麗な紅葉が楽しめますが、特に好天に恵まれた当日は多くの人たちで賑わっていました。

中国自然歩道川床から大休峠間の紅葉
中国自然歩道 川床~大休峠間の紅葉

上を見上げると青空と紅葉が綺麗
上を見上げると青空と紅葉が綺麗

大休峠避難小屋付近の紅葉
大休峠避難小屋付近の紅葉

大休峠から大山方面を望む
大休峠から大山方面を望む

大休峠からユートピア避難小屋を望む
大休峠からユートピア避難小屋を望む

 矢筈ヶ山へは、大休峠から登りました。大休峠からの標高差は約250mあり、距離にして約1.2Kmで、はじめはかなりの急勾配を登っていきます。急勾配を過ぎるとなだらかになります。登山途中に上を見上げると木々の紅葉が綺麗で、下を見るとフカフカの落ち葉が絨毯のようでした。前後左右に目を向ければ紅葉と山々の景色が素晴らしく、時折風に吹かれて葉がヒラヒラと落ちてきて舞台セットのようでした。

大休峠から矢筈ヶ山方面を望む
大休峠から矢筈ヶ山方面を望む

矢筈ヶ山登山途中に後ろを振り返ると雄大な大山
矢筈ヶ山登山途中に後ろを振り返ると雄大な大山

矢筈ヶ山登山途中に香取方面を望む
矢筈ヶ山登山途中に香取方面を望む
紅葉が絨毯のように連なって見えました

フカフカの地面
地面は落ち葉でフカフカの絨毯のよう
歩くのにクッションとなります
いろんな色や形の落ち葉を見るのも楽しいです


 大休峠から約1時間で矢筈ヶ山の頂上に到着しました。頂上は多くの登山者で賑わい、頂上から見わたす360度の景色はとても素晴らしかったです。

矢筈ヶ山山頂から北方面を望む
矢筈ヶ山山頂から北方向を望む
【甲ヶ山(かぶとがぜん)(左)、小矢筈(こやはず)(右)、遠くは日本海】

矢筈ヶ山山頂から西方向を望む
矢筈ヶ山山頂から西方向を望む
【一向平(いっこうがなる)(手前左)、飯盛山(いいもりやま)(手前右)、遠くは関金の山々】

矢筈ヶ山山頂から南方向を望む
矢筈ヶ山山頂から南方向を望む
【烏ヶ山(からすがせん)(左)、大山 (右)】


 このように大休峠や矢筈ヶ山付近は、素晴らしい紅葉と景色が楽しめる場所として人気があります。この魅力あふれる自然環境をこれからも大切にしていきたいと思います。

 大休峠、矢筈ヶ山関係の過去の記事はこちらから参照ください。 
2007年5月30日


 記事内の背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものであり、カシミール3Dソフトで作成しています。

中部総合事務所環境建築局 2013/11/28 in 国立公園,中国自然歩道



問合せ先

中部総合事務所 環境建築局 環境・循環推進課

(自然公園担当)
電話:0858-23-3276  Fax:0858-23-3266

(野生鳥獣・狩猟免許担当)

電話:0858-23-3153  Fax:0858-23-3266

  
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