2014年2月20日
立春を過ぎましたが、まだまだ冬の寒さが続いています。 県中部を流れる一級河川の天神川(てんじんがわ)では、コハクチョウの群れを見ることができます。コハクチョウは、レッドデータブックとっとりで準絶滅危惧種に指定されている野鳥です。春から秋はシベリア大陸で繁殖し、越冬のため天神川にやってきます。北栄町江北の北野神社周辺をねぐらとし、日中は落穂等を餌として近くの田で採食をして生活しています。
コハクチョウのねぐらの位置 天神川のコハクチョウ 天神川のコハクチョウ観察でおすすめは、朝方ねぐらから採食地に飛び立つ姿です。この姿を撮影したり観察する人があり、地域の関心を集めています。コハクチョウが飛び立つ様子は、まるで天神川を滑走路とした飛行機の離陸のようで迫力があります。 頭上を飛ぶコハクチョウ コハクチョウは、群れの中でも数羽が固まって行動しています。これは家族単位で行動しているためで、渡りの方法が代々伝えられていくようです。越冬地の条件として、採食地となる広大な水田地帯に、ねぐらとなる浅くて広い湿地が隣接していることが重要だと考えられています。北栄町北条地区も水田地帯が広がり、ねぐらに適した天神川が隣接しており、この条件にあっています。 1月下旬には天神川で85羽確認したコハクチョウですが、2月に入り40羽程度になり、半数が北帰行しました。冬(12月頃から3月頃まで)にしか見られないコハクチョウを観察してみませんか? コハクチョウ関係の過去の記事はこちらから参照ください。 2009年2月3日 2008年1月16日 記事内の背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものであり、カシミール3Dソフトで作成しています。
中部総合事務所環境建築局 2014/02/20 in 野鳥
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