5月20日(日)午前8時より、江府町せせらぎ公園にて特定外来生物に指定されているオオカワヂシャ除去作業を実施しました。
参加者は、鳥取県自然保護ボランティア会員、奥大山江府町ホタルを守る会会員、江府町役場職員、日野振興センター地域振興課職員の合計12名でした。
せせらぎ公園にはゲンジボタルとヘイケボタルの2種類のホタルが生息しているので、「奥大山江府町ホタルを守る会」と相談しながら、ホタルが蛹化のため上陸し、影響が少ないわずかな期間に作業を実施することにしました。
そもそも特定外来生物とは何でしょうか。
外来生物であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、または及ぼす恐れのあるものの中から指定されます。
特定外来生物は生きているものに限られ、固体だけではなく、卵、種子、器官なども含まれます。オオカワヂシャは生態系に影響を与えることから、種子と根が器官として外来生物法の適用になります。
作業前の状態、まるで栽培しているかのように、大繁茂している状態です。
オオカワヂシャの量が多すぎて除去するのが大変なので、まずは上部を鎌で刈り取ってから抜き取ることにしました。
抜き取ったあとに根茎が残ったままだと、翌年また繁殖してしまいます。
翌年の繁殖を防ぐために、根茎を拾い集めています。
除去したオオカワヂシャは一旦川岸に集めました。川岸が除去したオオカワヂシャで覆われましたが、後で一輪車で運搬しました。
作業後は、澱みが解消されて川の水面もはっきりと見え、流れが確認できます。
オオカワヂシャの除去作業は、初めての試みでしたが、やり始めてあまりの量の多さに苦戦しました。
「こうやったらいいんじゃないのかな?」という声も出てきて、参加者同士で工夫しながら作業予定地内全部の除去が終了しました。
数ケ年計画で作業をしていきますので、興味関心のある方は来年の作業に参加をお願いいたします。
日野振興センター 2018/05/22