6月9日(土)に日吉津海岸でオニハマダイコン除去作業を実施しました。
参加者は少なかったですが、約1時間作業をしました。
オニハマダイコン(アブラナ科)は北アメリカ東海岸原産の海浜に生育する帰化植物です。在来植物への影響や、分布拡大に注意が必要な種です。
除去前の生育状況です。年々、生育範囲を拡大しています。(写真 左)
抜いてみると、根は細長く、大根のようです。(写真 右)
鳥取県では、2005年に北栄町の海岸で初めて確認されたという報告があります。
花は小さく地味ですが、アブラナと同じ形をしています。
既に、果実ができている個体があります。生育範囲拡大を食い止めるには、果実が熟す前に除去するのが効果的です。種子は、海流によって長距離移動するものや、親個体周辺に種子散布するものがあり、大まかに二通りの方法で分布拡大しているようです。
作業の様子です。除去作業中の足元にも小さなものがかなり繁茂しています。
1時間かけてこれだけの量を除去しました。早い時期に除去作業をしたので、株自体は小さいですが数は非常に多かったです。
オニハマダイコンを除去して、本来あるべき美しい海岸にしたいと思っています。
来年もこの時季に除去作業を計画しますので、関心のある方はぜひご参加ください。
日野振興センター 2018/06/12