2008年4月5日、御来屋支所で大きなゴマサバが漁獲されました。斜めにしても発泡スチロールからはみ出してしまいます。尾叉長(頭の先から尾びれの割れた部分までの長さ)は50.5cmで体重は2.1kgでした。下の中サイズのマサバと比べるとその差は歴然としています。
もともとゴマサバはマサバの分布域よりも南方の東シナ海や太平洋を主な生活の場としており、日本海にはあまり入ってきません。隠岐諸島周辺で操業しているまき網の漁獲物でもマサバ100匹に1匹混じる程度です。水産試験場には体長50cmで9才のジャンボマサバの標本がロビーに展示されていますが、ただでさえ少ないゴマサバなのにこんな大きなゴマサバが見つかるのは大変珍しいことです。
このゴマサバの鱗を顕微鏡で見たところ、年輪が6つ確認できましたので、年齢は6歳と推定されました。