平成27年度県庁カイゼン発表会

平成27年12月16日（水）午後1時30分から4時まで

鳥取県立図書館　大研修室（鳥取市尚徳町101）

　鳥取県庁では、全職員が一丸となってカイゼン活動に取り組んでおり、各所属が取り組む業務改善等の事例を全庁で認め合い、その成果を横展開することを目的として、平成22年度から「鳥取県庁カイゼン発表会」を開催しています。
　今回の発表会では、各部局から推薦のあった事例の中から選考された7事例の中から、カイゼン大賞（金賞、銀賞及び銅賞）の受賞所属を決定しました。
　なお、カイゼン大賞（金賞）を受賞した中部総合事務所県土整備局維持管理課は、県代表として第10回全国都市改善改革実践事例発表会（愛知県春日井市）へ出場しました。

カイゼン大賞　金賞

• 脱「だ・ら・り」への飽くなき挑戦～14日以内の道路占用許可を目指して～（中部総合事務所県土整備局維持管理課）

カイゼン内容	件数が多く処理に時間を要していた「道路占用許可」について、データベースを活用し、情報共有と作業の効率化を実現 許認可事務進捗データベースによる進捗状況の見える化及び自動督促メールによる処理の遅延防止 審査表データベースによる審査表作成の自動化
カイゼン効果	許可に係る処理期間が短縮できた。（改善前：平均16日／件→改善後平均11日／件）  審査表作成に要する時間の短縮（2,100分／年）及び記載ミス防止につながった。

カイゼン大賞　銀賞

• 皆んなとカイゼン、豊かなライフ（鳥取県土整備事務所建設総務課）

カイゼン内容	３年間継続してきた公共事業の契約業務の事務処理の標準化・効率化の取組みを更に発展させるとともに他所属への積極的な横展開を実施 全職員が一つ以上のカイゼンに取り組み、公共事業の契約事務を効率化 成果の横展開を目的とした5つの県土整備事務所・局によるカイゼン研究会の開催
カイゼン効果	時間外勤務の縮減及び有給休暇取得日数の増加につながった。 成果の横展開により、他の県土整備事務所・局において業務処理時間の短縮につながった。

カイゼン大賞　銅賞

• ICTを活用した研修運営業務のカイゼン（教育委員会事務局教育センター）

カイゼン内容	研修開催にあたり必要となる各種文書の作成について、基本情報シートに入力すれば、研修開催要項や講師派遣依頼などに反映されるシステムを構築し、作成業務の効率化を実現 入力データ一括反映システムによる研修運営諸書類（7様式）の自動作成 受講者との間でWebアプリケーションを活用 セキュリティー対策の一発アップデート
カイゼン効果	研修運営諸書類の作成・確認時間の短縮（560時間／年）及び記載ミス防止につながった。 研修講座運営の能率アップにつながった。

その他の発表

　

•  職員が生き生きと活動する職場づくり（福祉保健部総合療育センター）

カイゼン内容	職員が高い目的意識で一体感を持って働ける環境を整備するための取組を展開 各種委員会活動による自主的な業務改善の推進 院長と若手職員等によるザックバランチ（昼食会による歓談）の実施、サンクスカードの奨励等 対応困難事例の情報共有と組織的な対応等
カイゼン効果	職員のモチベーションアップ及びストレスの軽減につながった。 職員相互のコミュニケーションの増加につながった。

 

• 「えしこにしょいや運動」による元気な職場づくり（西部総合事務所福祉保健局）

カイゼン内容	風通しのよい、いきいきとした職場を作り上げていく取組を「えしこにしょいや運動」とし、「風とおる　職場にはえる　ほうれんそう」をスローガンに、様々な視点から多種多様な事業を展開 各職員による「あいさつプラスワン宣言（あいさつに加え、相手に届く声を宣言）」の実施 スポーツ大会を通じた職員同士の交流促進 「くるりん健康安全情報（職員が健康と安全に関する有益な情報を自由にデータベースに投稿）」の配信
カイゼン効果	職場環境の改善や職場の活性化につながった。 課の枠を超えた職員同士のコミュニケーションの増加につながった。

• 認め合いマスターを中心とした職場づくり（総務部行財政改革局人事企画課）

カイゼン内容	課内の「認マス（認め合いマスター）」を中心に、風通しの良い職場づくりを目指した取組の実施 認め合い行動５則の重点取組  シマごとのミニミーティングの実施 認め合いを意識した言葉かけ・行動
カイゼン効果	相手の良い点を見つける意識の高揚及び感謝の言葉の増加につながった。 係内のコミュニケーションの増加につながった。

• 「聴くボスライン」の運用（会計管理者会計局）

カイゼン内容	イクボスと子育て中の職員を繋げる「聴くボスライン」により、気軽なコミュニケーションを通じて子育て中の職員を応援 庁内LANを活用して「聴くボスライン」を開設
カイゼン効果	子育て中の職員とイクボス（管理職）との間で、気軽に子育てやワーク・ライフ・バランスに関するコミュニケーションが取れるようになった。 同じ悩みを抱える他の子育て中の職員へ応用するなど効果が波及した。