令和3年11月11日(木)、前回に引き続いて、放送大学の中川一史教授を講師に招き、オンラインで長期研修ゼミナールを実施しました。
今回のゼミナールは、各長期研修生の現段階の研究内容について、中川先生より御助言をいただいた後、研究の仕上げに向けて、主に以下の3点を御教授いただきました。
(1)研究の裏付けとして、エビデンスを明確に示すこと
(手続きのプロセスなども疑義がないようにすること)
(2)関係者以外の誰にでもわかるように表現すること
(3)論文の筋道を明確にすること
(目的ー方法ー結果・考察は齟齬がないようにすること)
今後、長期研修生は所属校と連携しながら、研究のまとめ考察を行っていきます。研究の成果発表は、2月上旬開催予定のGIGAスクールフェア(仮称)にて行います。
(ゼミナール後の長期研修生の感想)
・中川先生から、『研究とは「何をしたら、どうなったのか」を示すこと』とご指導いただきました。今後、研究を一般化していくために、根拠や知見を詳細に文章化できるよう取り組んでいきたいと思います。
・特定の事例をまとめることと一般化することを混在しないように、しっかりと分けて考えることが大切だと分かりました。その一方で、研究の仕上げをしていく中で、そのことの難しさを感じています。
・質的な研究では、アプローチの仕方と結果に至るプロセスを明確に示すことが大切だと分かりました。
・自分の研究への助言はもちろん、中川先生から他の長期研修生への助言も自分の研究をまとめる上で参考となりました。長期研修生同士でお互いに磨き合いながら、研究内容を高めていきたいと思います。