12歳から16歳の女性を対象に、子宮頸がん予防ワクチンの積極的な接種勧奨が再開されました。年間1万人以上が罹患し、約3千人の女性が亡くなっている子宮頸がん。ワクチンで守れる命があります。
子宮頸がんの発生には「ヒトパピローマウイルス」が関係しており、感染を防ぐワクチンによって原因の50%から70%を予防することが可能。世界100カ国以上で公的なワクチン接種が行われ、高い効果が認められています。
日本では接種後の副反応の情報を整理するため、2013年から積極勧奨が停止されていましたが、最新の知見を基に安全性・有効性を改めて確認。積極勧奨の再開と併せて、接種機会を逃した人を救済する「キャッチアップ接種」の実施が決定されました。
対象者には順次市町村から案内が送付されます。命と未来を守るため、ぜひ接種を検討してください。
|