ブラジル移住者の子孫らで構成する「ブラジル鳥取県人会」が、創設から70周年を迎えました。年月も距離も超えて、故郷鳥取の文化が引き継がれています。
鳥取県では1906年の5人を契機に最初の移民船「笠戸丸」(1908年)などで多くの県民がブラジルへ移住。懸命に生活基盤を築いてきました。鳥取大火の甚大な被害を知った県出身者らによる義援金の募金活動が始まり、1952年にブラジル鳥取県人会が設立されました。11月下旬には、サンパウロ市で記念式典が行われます。
県は県人会と連携しながら交流事業を促進しています。県費留学・技術研修制度では鳥取県で学んだ多くの人材が各地で活躍。現地への教員派遣による日本語文化の継承、サンパウロ市内へのブラジル・鳥取交流センター設置など、切れ目ない支援が行われています。
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