化学療法は主にがんに対する治療の一つである薬物療法を指し、一般的に「抗がん剤」と呼ばれる薬を使用することでがんの進行を抑えるものです。外来化学療法は、外来に通院しながら抗がん剤の治療を行うことです。
これまで、化学療法は入院して受ける必要がありました。しかし、抗がん剤の合併症や副作用症状を抑える薬剤が進歩したことや、副作用症状の管理方法が確立されてきたことによって入院が必須ではなくなり、通院しながら外来で安全に治療を受けることが可能になりました。
外来治療室は、外来通院で化学療法を受ける方の専用の部屋で、がん化学療法看護認定看護師をはじめとする専任の看護師が常駐しています。治療される方が自分で症状を効果的にコントロールし、生活の質(QOL)を維持しながら治療が継続できるよう、個々の状態に合わせたセルフケア指導を行っています。治療に関わる医師、各診療科の看護師、薬剤師、臨床検査技師、管理栄養士など様々な職種と連携を図り、安心・安全・安楽に治療を受けていただけるよう日々努めています。
サポート体制・電話相談について
治療後は次回の受診までに体調の変化をきたすこともありますので、早急に対処できるように 必要時はこちらから電話での確認をさせていただくこともあります。ご心配なことがあれば、随時ご連絡ください。
以下の症状がある場合は、受診または電話で相談をしてください。
- 一日に5回以上、水様の下痢が出る
- 尿量が出ない、むくみがある
- 出血が止まらない
- 38℃以上の発熱が続く
- 食欲不振や口内炎の痛みで食事や水分が摂れない
- トイレ歩行など普段の生活動作が難しくなった
- 点滴をした部位が痛む・腫れている・赤くなっている
- 自分では判断できない症状や自宅で様子をみるべきか迷った時
(1)病院に電話をする。
●鳥取県立厚生病院●電話番号:0858-22-8181(代)
(2)治療を受けた方のお名前、何科にかかっているか、何についての相談かをお伝えください。
<対応窓口>
平日午前8時30分~午後5時・・・・・・・・・・・各診療科外来
平日午後5時~翌日午前8時30分または土日祝日・・救急外来
※本人確認のため、診察券番号や生年月日を聞くことがあります。
※症状の程度、治療を受けた日など、具体的に教えて下さい。