1 事業の目的
鳥取県の宝である鳥取砂丘を皆で大切に守り、利用し、未来に引き継ぐことを目的とする「日本一の鳥取砂丘を守り育てる条例(平成21年4月1日施行)」に基づき、民間と行政で構成する鳥取砂丘再生会議が行う鳥取砂丘の景観保全再生の取り組みを支援し、もって鳥取砂丘の優れた環境、景観を次世代に引き継いでいく。
2 事業概要
鳥取砂丘再生会議が行う下記の事業に要する経費を県、鳥取市が各1/2ずつ負担する。
1.砂丘景観の保全・再生に関する事業
○砂丘全域を対象に、草が種子を散布する8月下旬頃までに除草を実施する。
2.砂丘景観の保全・再生に関する調査
○鳥取砂丘の自然の姿を再確認し、保全事業にフィードバック・活用するため、以下に関する調査等を学識経験者等で構成する「調査研究会」が実施。
・除草モニタリング調査、植生状況の現地調査
・砂の移動に関する基礎調査(砂堆積調査、風向風速調査)
・火山灰露出地の堆砂研究
・鳥取砂丘景観保全調査報告書の作成【臨時】
3.新たな研究分野に対する対応
○従来の調査に加え、保全再生に係る多岐に渡る分野の調査研究を行う。
平成21年度の実績
1 植物のモニタリング調査、計画的な除草活動や砂の移動等を行なうため、県と鳥取市が事業費等を負担する鳥取砂丘再生会議(保全再生部会)により、下表のとおり事業を行った。
2 ボランティア除草については年々参加者が増え、県民自らが県民の宝を保全再生しようという意識醸成、取り組みの定着化が図られた。
●担当: 生活環境部 砂丘事務所 電話0857-22-0582
参考URL
鳥取県砂丘事務所のwebサイトより
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=100183
1 事業の目的
景観法に基づく届出制度及び新景観形成条例に基づく制度の運用、その他景観形成施策の総合的な推進と自発的な景観形成活動の促進を図ることにより、良好な景観の保全と創造に努める。
2 背景、現状、及び課題
景観形成条例の改正、景観計画の策定により景観法に基づく届出制度へ移行したことから、事務処理の流れや審査基準など制度の周知徹底が必要となっている。
3 事業の内容
- 景観形成条例、景観計画の制度周知・運用
景観法に基づき、一定規模以上の建築物の建築等、工作物の建設等、開発行為、土地の開拓、土石の採取、鉱物の掘採、木竹の伐採などをするときに、事前の届出を義務づけるとともに、景観計画に定められた基準に適合しない場合は勧告、公表、変更命令等の必要な措置を講じる等の行為規制を実施
- 鳥取県公共事業景観形成指針の運用
県が公共事業を行うに当たって遵守すべき景観形成のための指針を制定。この指針に従って、県の公共事業の実施の際、基本設計、詳細設計、施行、維持管理の各段階で「景観評価」を実施
- 景観形成巡視員
無届行為の発見及び通報、景観上問題の届出済み行為の発見及び報告のため各市町村に景観形成巡視員を配置(鳥取、倉吉、米子市を除く市町村)
- 景観アドバイザー派遣
県民、事業者等の行う景観形成活動に対して各分野の専門家である景観アドバイザーの助言、意見を求め、活動の活性化を図る。
- 市町村の景観行政団体への移行
景観行政の中心的な役割を担う市町村が景観行政団体となり積極的に景観形成に取り組むよう移行促進を推進
平成21年度の実績
1 景観形成条例に基づく届出実績(計107件)
○届出状況(94件)
・建築物の新・増・改築、移転及び外観の変更-26件
・工作物の新・増・改築、移転及び外観の変更-54件
・開発行為-1件
・土地の形質変更-6件
・木竹の伐採-5件
・屋外における土石、廃棄物、再生資源その他の物件の堆積-1件
○通知状況(13件)
・建築物の新・増・改築、移転及び外観の変更-5件
・工作物の新・増・改築、移転及び外観の変更-8件
2 景観形成巡視員の活動実績
・配置人員 鳥取市、倉吉市、米子市を除く市町村に計17名配置
・巡視状況 4半期ごとに実施。報告書提出。
(3)景観アドバイザーの派遣実績
・派遣回数(延べ人数)
13回(延べ53人)
・派遣内容
○公営住宅整備事業に係る景観形成上の助言
○道路整備事業に係る景観形成上の助言
●担当: 生活環境部 景観まちづくり課 景観づくり担当 電話0857-26-7363、7371
参考URL
鳥取県景観まちづくり課のwebサイトより
「景観法に基づく届出制度」 http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=47450
「公共事業の景観形成について」 http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=95640
「景観アドバイザーについて」 http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=47452
1 事業の目的・効果
日常の風景の中で見過ごされている景観の価値を再認識し、県内外にPRすることによって、地域における景観を活かしたまちづくり活動の活性化を図る。
2 事業内容
- 「とっとり地域生活百景」の選定及び活用
日常生活にある景観で地域を印象づけるものを公募し、現地審査等を行い選定する。
関係他課と連携し、入選作品を地域のPR等に活用する。
- 「とっとりの失われるおそれのある景観」の収集等
県内の良好な景観の中で、人為的もしくは自然的な理由等により、放置されれば、今後失われるおそれのある景観を公募し、「とっとり景観レッドデータブック」にまとめる。
「とっとり景観レッドデータ」はHPへの掲載その他の方法により広く周知し、問題意識の共有を図るとともに保全等を検討する資料として活用する。
平成21年度の実績
1 とっとり地域生活百景の選定
(1)第1回選定
ア 応募状況
応募数 93点(東部51、中部20、西部22)
応募者数 43名
イ 選定点数
28点(東部14点、中部6点、西部8点)
ウ 表彰対象
13点(最優秀賞 1点、優秀賞 3点、佳作 9点)
(2)第2回選定
ア 応募状況
応募数 138点(東部49、中部45、西部44)
応募者数 71名
イ 選定点数
41点(東部12点、中部14点、西部15点)
ウ 表彰対象
14点(最優秀賞 1点、優秀賞 3点、佳作 10点)
(3)平成21~22年度選定
選定点数 100点(東部 42、中部 28、西部 30)
応募者数168人
2 展示活動
(1)開催回数 3回(東部、中部、西部各1回)
(2)展示日程/会場
東部:2月 9日~2月11日/とりぎん文化会館
フリースペース
中部:2月18日~2月25日/パープルタウン
北側催事場
西部:3月 2日~3月 8日/とっとり花回廊
北館ギャラリー
●担当: 生活環境部 景観まちづくり課 景観づくり担当 電話0857-26-7371
参考URL
鳥取県景観まちづくり課のwebサイトより
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=97707
1 事業の目的
県民の地域緑花意識の高揚や普及啓発を図ること。
2 現状及び課題
- 住民主体の花と緑による魅力ある地域づくりをさらに推進するための仕掛けづくりが必要である。
- 現在の地域緑花活動の取組を継続させ、より広めていく方策の検討が必要である。
3 事業内容
- 花と緑のまちづくりモデル地区(継続5地区、新規5地区、合計10地区)において、地域が主体となって行う地域緑花活動に対し、県と市町村が連携して緑花技術講習や花苗提供などの支援を行う。
- 地域緑花の普及啓発を図るための「花と緑のフェア」を支援する。
- 県各総合事務所において、地球温暖化防止につながる軒先緑化の実証展示と、県民にも各家庭で実践してもらえるような講習会を行う。
<参考:昨年度の取組状況写真>
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(1)花と緑のまちづくりモデル地区
<大山町樋口集落>
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(2)軒先緑化の実証展示
<中部総合事務所> |
平成21年度の実績
住民自らの手で実施される花と緑のまちづくりの活動を支援することにより、地域緑花活動の活性化を図るとともに、県民の花と緑に関する意識の高揚を図る取り組みを行った。
○花と緑のまちづくりモデル地区(10地区)
・モデル地区の認定 H21年度認定 5地区、H20年度認定 5地区、モデル地区の支援 10地区(花苗の支給)
・技術講習会の開催 1回(花と緑のフェアにおいて実施)
○花と緑のフェア
・6月 中部地区花と緑のフェア (東郷湖羽合臨海公園藤津地区:湯梨浜町藤津)
・10月 東部地区花と緑のフェア (湖山池公園:鳥取市金沢)
○軒先緑化の推進
総合事務所等において、ゴーヤ等による緑のカーテンを設置した。
●担当:生活環境部 公園自然課 緑地公園担当 電話0857-26-7369
参考URL
鳥取県公園自然課のwebサイトより
「公園自然課」
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=45312
1 事業の目的・効果
地域の景観を活かしたまちづくり活動に取り組む住民団体に対する総合的な支援制度を創設し、活動の促進を図る。
2 事業内容
1.活動団体の登録
県内で活動するまちづくり住民活動団体に登録を受け付け、行政と団体、団体相互が連携しやすい体制を整える。
2.登録団体への支援
○景観まちづくり大会の開催
景観まちづくり活動について、活動団体及び県民への普及啓発を全県レベルで行うため、大会を開催
○新たなまちづくり芽生え支援
既にまちづくりで成果を上げている先導的なまちづくり活動団体がその知識経験を活かし他の地域でまちづくり活動を芽生えさせる活動を行う場合に、その活動に係る費用を助成する。(補助率10/10 上限額300千円)
○登録団体交流会の開催
団体間の交流の場を提供し、団体相互の情報交換、協力関係を築く。
○まちづくりコンシェルジュ(総合相談)による支援
職員有志(まちづくりコンシェルジュ)が、各自の得意な分野を活かし、まちづくり活動団体の相談に応じ実地に活動の支援をするなどする。
平成21年度の実績
1 景観まちづくり活動団体の登録
景観まちづくり活動団体と行政、団体相互が連携しやすい体制を整えるため、景観まちづくり活動団体の登録を推進
・登録団体数:平成21年度登録11団体 (合計37団体)
2 景観まちづくり活動団体へのサポート
(1)景観まちづくり大会の開催
・日時 平成22年3月20日 12時30分~17時20分
・場所 倉吉未来中心
・参加者 120人
・内容 基調講演、団体活動報告、ポスターセッション、意見交換会
(2)新たなまちづくり芽生え支援事業
他団体の活動支援のために2団体(琴ノ浦まちおこしの会、特定非営利法人ラーバンマネジメント)が実施する「新規団体への助言、交流会」や「活動報告会、冊子配布による活動団体の住民への紹介」など、新たな景観まちづくり活動を促進する活動に助成
(3)まちづくりコンシェルジュによる支援
県職員有志によって構成されるまちづくりコンシェルジュが景観まちづくり活動団体からの依頼に基づき、相談に応じ、または実地に支援。
・まちづくりコンシェルジュ登録者数 16人
・相談実績 鳥取市中心市街地活性化協議会、吉岡温泉旅館組合、景観まちづくり学習研究会
●担当: 生活環境部 景観まちづくり課 景観づくり担当 電話0857-26-7363、7201
参考URL
鳥取県景観まちづくり課のwebサイトより
「景観まちづくり活動団体をサポートします」
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=82839