鳥取砂丘のここが日本一!
よく日本一と言われる鳥取砂丘ですが、面積が一番ではありません。
では、なぜ日本一の砂丘と呼ばれているのでしょうか・・・?
それは鳥取砂丘には、次のような誇れる特徴があるからです。
鳥取砂丘は砂と砂の間に火山灰層を挟んでいて、そこから砂丘の形成過程が分かるということ。
鳥取砂丘は砂だけではないんです!鳥取砂丘は、砂の間に火山灰層が含まれています。一般に砂丘には化石や遺跡など時代を指標するものがなく、形成の歴史を知る手がかりがありません。
しかし、鳥取砂丘には火山灰層が含まれているため、そこから砂丘の歴史を読み取れるのです。
※写真は砂丘商店街のおみやげ屋さんの駐車場で見られる砂丘断面の露頭です。
砂の間に火山灰層が挟まれている様子が観察できます。
中央部に見える黄色味の強い層は、約5万5千年前に大山が噴火した際に降り積もった火山灰で大山倉吉軽石層と呼ばれています。
そのほか、この下の層にも上の層にも、西日本一帯の火山の噴出物が飛来しているのが確認されています。
起伏が非常に大きい砂丘であるということ。
鳥取砂丘に来られた方はその起伏の大きさに驚かれます。
起伏に富んだ地形が数多く存在する鳥取砂丘には、「砂丘列」と呼ばれる砂の高まりが3つあります。
海側から順に、第一砂丘列、第二砂丘列(標高約47m)、第三砂丘列(標高約60m)と呼ばれていて、第二砂丘列は馬の背中のように見えることから、「馬の背」の愛称で親しまれています。
これらの特徴から、鳥取砂丘は日本一の砂丘とされています。