(1)生産の動き
ア 概要
平成21年の生産指数(平成17年=100)は年平均85.4で、対前年比▲9.0%の低下となり、3年連続で低下した。
主要14業種の対前年比をみると、家具工業が▲32.8%、鉄鋼業が▲32.5%、輸送機械工業が▲30.9%など11業種で低下した。一方、ゴム製品工業が56.0%、木材・木製品工業が7.3%、食料品・たばこ工業が4.3%の上昇で3業種で上昇した。
四半期別の推移を前期比でみると、第1四半期に▲19.9%低下した後、第2四半期は15.2%、第3四半期は14.5%の上昇、第4四半期は2,1%と3期連続して上昇した。
業種別では、ウエイトで約20%を占める食料品・たばこ工業が第1四半期から第4四半期にかけて4期連続で上昇した。
イ 加工型業種と素材型業
平成21年度の加工型業種の年平均指数は85.4で、対前年比▲10.6%の低下となった。
素材型業種は、年平均指数で68.9と、対前年比▲19.1%の低下となった。
鉱工業全体では、年平均指数は85.4で、対前年比▲9.1%の低下となった。
(2)出荷の動き
平成21年の出荷指数(平成17年=100)は年平均79.9で、対前年比▲11.6%と3年連続で低下した。
主要14業種の対前年比をみると、一般機械工業が▲40.9%、家具工業が▲34.3%、鉄鋼業が▲33.4%など12業種で低下した。一方、ゴム製品工業が18.9%、木材・木製品工業が8.2と2業種が上昇した。
四半期別の推移を前期比でみると、第1四半期は▲15.4%低下した後、第2四半期は8.9%、第3四半期は7.3%、第4四半期は3.6%と3期連続して上昇している。
業種別では食料品・たばこ工業が第1四半期はから第4四半期にかけて4期連続して減少した。
(3)在庫の動き
在庫指数(平成17年=100)は平成21年末で93.3と、対前年比▲5.4%の低下となった。
主要12業種の対前年比をみると、低下したのは窯業・土石製品工業が▲70.5%、電子部品・デバイス工業が▲28.7%、繊維工業が▲23.7%など7業種であった。
一方、家具工業が37.9%、パルプ・紙・紙加工品工業が27.8%、電気機械工業が15.2%など5業種が上昇となっている。
四半期別の推移を前期比でみると、第1四半期に▲5.3%、第2四半期は▲0.4%、と平成20年第4四半期から3期連続して低下した後、第3四半期は0.1%、第4四半期は0,9%上昇している。
業種別では食料品・たばこ工業が第1四半期から第4四半期はまで連続して上昇した。
▲トップに戻る
(1)生産
平成21年の生産指数は、前年比▲9.1%の低下であった。
業種別の寄与度をみると、電子部品・デバイス工業が▲5.6%、一般機械工業が▲1.7%、金属製品工業が▲1.1%など11業種がマイナスに寄与している。
一方、食料品・たばこ工業が0.8%など3業種がプラスに寄与している。
(2)出荷
平成21年の出荷指数は、前年比▲11.6%の低下であった。
業種別の寄与度をみると、電子部品・デバイス工業が▲5.8%、パルプ・紙・紙加工品工業が▲2.0%、食料品・たばこ工業が▲1.8%など12業種がマイナスに寄与している。
一方、木材・木製品工業が0.2%プラスに寄与している。
(3)在庫
平成21年の在庫指数は、前年比▲5.4%の低下であった。
業種別の寄与度をみると、電子部品・デバイス工業が▲6.6%、窯業・土石製品工業が▲4.3%、木材・木製品工業が▲1.6%など7業種がマイナスに寄与している。
一方、パルプ・紙・紙加工品工業が3.2%など3業種がプラスに寄与している。
(参考)鉱工業総合の在庫循環図
▲トップに戻る
平成21年の鳥取県の鉱工業指数の動向は、生産指数が対前年比▲9.1%の低下、出荷指数も同▲11.6%の低下、在庫指数も同▲5.4%の低下となった。
鉱工業指数の四半期別推移をみると、生産は平成21年第1四半期が▲19.9%と低下した後、第2四半期が15.2%の上昇、第3四半期は14.5%の上昇、第4四半期は2.1%の上昇となり、3期連続して上昇した。また、前年同期比では第1四半期は▲30.7%、第2四半期は▲14.3%、第3四半期は▲0.3%と3期連続して低下した後、第4四半期は10.0%の上昇に転じた。
出荷は、第1四半期は▲15.4%の低下の後、第2四半期は8.9%、第3四半期は7.3%、第4四半期も3.6%と3期連続して上昇した。前年同期比では第1四半期は▲25.9%、第2四半期は▲15.1%、第3四半期は▲8.6%と3期連続して低下した後、第4四半期は4.0%の上昇に転じた。
在庫は第1四半期が▲5.3%、第2四半期は▲0.4%と2期連続して低下した後、第3四半期が0.1%、第4四半期は0.9%と2期連続して上昇した。前年同期比では第1四半期が▲5.9%、第2四半期が▲4.0%、第3四半期が▲2.9%、第4四半期も▲5.4%と4期連続して低下した。
▲トップに戻る
(1)鉄鋼業
鉄鋼業の前年比は、生産が▲32.5%、出荷は▲33.3%との低下と2年連続で低下し、在庫は▲18.8%と低下に転じた。
四半期別の推移を前期比でみると、生産は平成21年第1四半期は▲30.7%と前年の第4四半期から2期連続して低下した後、第2四半期は5.6%、第3四半期は10.9%、第4四半期は3.6%と3期連続して上昇した。
出荷も生産と同様の傾向にあり、平成21年第1四半期は▲31.8%と大幅に低下した後、第2四半期は5.8%、第3四半期は12.2%、第4四半期は3.6%と3期連続して上昇した。
在庫は、平成21年第1四半期は▲17.5%、第2四半期は▲5.2%と2期連続で低下した後、第3四半期は234.7%と大幅に増加した後、第4四半期は▲69.8%と大幅に低下している。
品目別生産の動きは、鍛工品が▲36.0%、銑鉄鋳物が▲42.2%低下した。
(品目別生産:第23表参照)
(2)金属製品工業
金属製品工業の前年比は、生産が▲22.0%の低下、出荷は▲27.2%の低下でともに3年連続の低下、在庫は5.1%の上昇となりました。
四半期別の推移を前期比でみると、生産は平成21年第1四半期が▲6.6%の低下で昨年第2四半期から4期連続での低下の後、第2四半期が0.9%の上昇、第3四半期が▲10.1%の低下、第4四半期が11.2%の上昇となった。
出荷は、第1四半期が▲8.7%、第2四半期が▲5.2%、第3四半期が▲8.9%の低下と前年第2四半期から6期連続して低下した後、第4四半期は10.9%の上昇となった。
在庫は、第1四半期が▲12.4%と昨年第2四半期から4期連続して低下した後、第2四半期は0.0%と変動なし、第3四半期は▲5.4%の低下、第4四半期は27.7%の上昇となった。
品目別生産の動きは、作業工具が▲36.3%、電気めっきが▲32.8%、プレス製品が▲28.8%、その他(高圧容器など)が▲22.3%、建設用金属製品が▲16.5%、建築用金属製品が▲15.0%の低下となった。
(品目別生産:第23表参照)
(3)一般機械工業
一般機械工業の前年比は、生産が▲30.4%、出荷が▲41.0%の低下と2年連続ぼ低下で、在庫は▲13.7%の低下で3年連続の低下となった。
四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期が▲32.3%と低下と昨年の第1四半期から5期連続して低下した後、第2四半期は6.4%。第3四半期が9.8%の上昇となった後、第4四半期に▲3.5%と低下した。
出荷は第1四半期が▲30.3%、第2四半期が▲4.7%と昨年第1四半期から6期連続して低下した後、第3四半期が4.3%の上昇、第4四半期が▲3.2%の低下となっている。
在庫は、第1四半期に▲24.3%、第2四半期は▲0.9%と▲君の第2四半期から5期連続して低下した後、第3四半期は21.6%の上昇、第4四半期は▲8.4%の低下となった。
品目別生産の動きは、特殊産業用機械が▲70.8%、金属工作機械が▲50.5%、その他の特殊産業用機械が▲49.8%、一般産業用機械が▲37.8%、金型が▲13.1%、その他(金属加工機械など)が4.3%低下した。
(品目別生産:第23表参照)
(4)電気機械工業
電気機械工業の前年比は、生産が▲6.4%、出荷は▲11.0%低下し、在庫は15.2%上昇で2年連続の上昇となった。
四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期が▲16.4%の低下、第2四半期は0.7%、第3四半期は26.2%と2期連続して上昇した後、第4四半期は▲8.3%低下している。
出荷は第1四半期に▲16.7%の低下と昨年第2四半期から4期連続の低下、第2四半期は6.4%、第3四半期は17.1%と2期連続して上昇した後、第4四半期は▲6.5%低下している。
在庫は第1四半期に7.1%の上昇、第2四半期は▲10.2%、第3四半期が▲0.6%と2期連続して低下し、第4四半期は24.8%の大幅な上昇となっている。
品目別生産の動きは、電動機が▲52.6%、端子が▲41.0%、その他(乾電池など)が▲29.3%、内燃機関電装品が▲22.7%、開閉制御装置が▲15.6%の低下となった。
一方、民生用電気機械器具が11.3%の上昇となった。
(品目別生産:第23表参照)
(5)電子部品・デバイス工業
電子部品・デバイス工業の前年比は、生産が▲29.9%、出荷が▲26.4%、在庫は▲28.7%の低下となっている。
四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期が▲44.9%の低下の後、第2四半期が21.5%、第3四半期は34.7%、第4四半期は7.5%の上昇と3期連続で上昇した。
出荷も生産と同様に第1四半期が▲35.0%の低下の後、第2四半期が10.2%、第3四半期は25.1%、第4四半期は5.0%の上昇と2期連続で上昇した。
在庫は第1四半期に▲2.8%、第2四半期は▲18.5%、第3四半期は▲6.0%、第4四半期は▲5.0%と4期連続して低下した。
品目別生産の動きは、半導体素子が▲60.3%、電子・通信機器用部分品が▲34.2%、その他の電子部品が▲30.6%、マイクロスイッチが▲22.0%低下した。
一方、液晶素子が0.3%上昇した。
(品目別生産:第23表参照)
(6)窯業・土石製品工業
窯業・土石製品工業の前年比は、生産が▲13.2%、出荷が▲14.5%低下し、それぞれ5年連続の低下となった。在庫も▲70.5%と大幅に低下した。
四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期が▲13.7%、第2四半期が▲6.0%と2期連続して低下した後、第3四半期は4.2%、第4四半期は18.0%上昇と2期連続して上昇した。
出荷も生産と同様に、第1四半期▲10.2%、第2四半期▲12.6%と2期連続して低下した後、第3四半期7.9%、第4四半期は16.3%の上昇と2期連続して上昇した。
在庫は第1四半期▲74.6%の減少、第2四半期は13.2%の上昇、第3四半期は▲4.8%の低下、第4四半期は2.7%の上昇となった。
品目別生産の動きをみると、コンクリート製品が▲23.7%、その他(石工品など)が▲10.8%、ファインセラミックスが▲5.2%低下した。
(品目別生産:第23表参照)
(7)プラスチック製品工業
プラスチック製品工業の前年比は、生産が▲12.4%、出荷が▲10.8%、在庫は▲10.0%の低下した。
四半期別の推移を前期比でみると、生産は、第1四半期は2.5%の上昇、第2四半期は▲9,8%の低下、第3四半期は5.0%の上昇、第4四半期は▲1.3%の低下となった。
出荷は、第1四半期は▲5.1%、第2四半期は▲8.3%の低下と2期連続して低下した後、第3四半期は7.4%の上昇、第4四半期は▲3.2%の低下となった。
在庫は第1四半期は12.0%、第2四半期は18.8%と2期連続の上昇した後、第3四半期は▲46.1%の低下、第4四半期は18.5%の上昇となった。
品目別生産の動きは、機械器具部品が▲27.8%、発泡製品が▲18.2%、フィルムが▲2.2%低下した。
一方、その他(食品軽量容器など)が98.4%上昇した。
(品目別生産:第23表参照)
(8)パルプ・紙・紙加工品工業
パルプ・紙・紙加工品工業の前年比は、生産が▲15.4%、出荷が▲20.7%の低下、在庫は27.8%の上昇となった。
四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期が▲10.6%の低下となった後、第2四半期が9.8%、第3四半期は6.7%、第4四半期は4.7%と3期連続して上昇した。
出荷は生産と同様に、第1四半期が▲15.3%の低下となった後、第2四半期が9.5%、第3四半期は8.2%、第4四半期は5.4%と3期連続して上昇した。
在庫は第1四半期が1.5%、第2四半期は10.6%、第3四半期は6.4%、第4四半期は5.4%と4期連続して上昇した。
品目別生産の動きは、紙が▲23.8%、段ボールが▲8.8%、板紙が▲8.2%、事務用紙製品が▲6.2%低下した。
(品目別生産:第23表参照)
(9)繊維工業
繊維工業の前年比は、生産が▲21.6%、出荷が▲20.4%の低下、在庫は▲23.7%の低下となり、いずれも減少した。
四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期が▲14.3%、第2四半期が▲6.2%の低下と2期連続して低下した後、第3四半期が5.1%の上昇、第4四半期は▲1.6%の低下となった。
出荷も、第1四半期は▲11.5%、第2四半期は▲11.1の低下と2期連続して低下した後、第3四半期は7.2%の上昇、第4四半期は▲9.1%の低下となった。
在庫は第1四半期が▲5.2%、第2四半期は▲0.1%、第3四半期は▲6.4%、第4四半期は▲11.7%と4期連続して低下した。
品目別生産の動きは、紡績糸が▲35.1%、織物製品が▲27.2%、その他(ニット染色、整理など)が▲13.5%、ニット製品が▲9.6%低下した。
(品目別生産:第23表参照)
(10)食料品・たばこ工業
食料品・たばこ工業の前年比は、生産が4.3%の上昇、出荷が▲8.4%の低下、在庫が11.4%の上昇となった。
四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期が2.5%、第2四半期は2.1%、第3四半期は2.5%の上昇と3期連続して上昇した後、第4四半期は▲8.2%の低下となった。
出荷は第1四半期が▲6.3%、第2四半期は▲2.5%、第3四半期は▲2.0%、第4四半期は1.0%と4期連続の低下となった。
在庫は第1四半期が3.3%、第2四半期が10.3%、第3四半期は2.8%、第4四半期は1.2%と4期連続して上昇した。
品目別生産の動きは、その他の食料品(配合飼料など)が37.9%、生菓子が0.5%の上昇。
一方、清酒が▲7.5%、惣菜が▲5.9%、冷凍水産食品が▲5.5%、肉製品が▲3.3%、乳製品が▲2.6%、健康食品が▲0.6%の低下となった
また、ブロイラー加工品は増減がなかった。
(品目別生産:第23表参照)
(11)その他工業
(ア) 輸送機械工業
輸送機械工業の前年比は、生産は▲30.9%、出荷は▲30,9%の低下となった。
四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期が▲34.1%低下の後、第2四半期は7.6%、第3四半期は6.7%、第4四半期は23.2%の上昇と3期連続して上昇した。
出荷も生産と同様に、第1四半期が▲33.8%低下の後、第2四半期は7.2%、第3四半期は6.7%、第4四半期は23.7%の上昇と3期連続して上昇した。
(品目別生産:第23表参照)
(イ)ゴム製品工業
ゴム製品工業の前年比は、生産が56.1%、出荷が18.8%とそれぞれ上昇した。
四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期は28.9%、第2四半期は45.0%の上昇と2期連続して上昇した後、第3四半期は▲16.7%の低下、第4四半期は41.0%の上昇となった。
出荷は、第1四半期は▲0.5%の低下、第2四半期は44.9%、第3四半期は11.3%と連続して上昇した後、第4四半期は▲2.2%の低下となった。
(品目別生産:第23表参照)
(ウ)家具工業
家具工業の前年比は、生産が▲32.8%、出荷が▲34.6%の低下、在庫が37.9%の上昇となった。
四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期が▲18.7%と低下した後、第2四半期は12.7%、第3四半期は9.9%、第4四半期は16.0%の上昇となり3期連続の上昇となった。
出荷も生産と同様に、第1四半期が▲22.1%と低下した後、第2四半期は12.4%、第3四半期は7.6%、第4四半期は12.8%の上昇となり3期連続の上昇となった。
在庫は第1四半期が55.4%の上昇、第2四半期は▲13.0%の低下、第3四半期は2.8%、第4四半期は0.2%の上昇となった。
品目別生産の動きは、たんすが▲75.4%、その他の木製家具が▲59.3%、木製机・テーブルが▲30.8%低下した。
(品目別生産:第23表参照)
(エ)木材・木製品工業
木材・木製品工業の前年比は、生産が7.3%、出荷は8.2%の上昇、在庫は▲20.9%の低下となった。
四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期が▲10.9%の低下の後、第2四半期は22.7%上昇した後、第3四半期が10.9%、第4四半期は0.1%の上昇と3期連続して上昇した。
出荷は第1四半期が▲5.2%の低下の後、第2四半期は22.9%、第3四半期は20.8%の上昇と連続して上昇した後、第4四半期は▲6.6%の低下となった。
在庫は第1四半期が▲2.1%の低下、第2四半期は7.4%の上昇の後、第3四半期は▲21.7%、第4四半期は▲3.8%と連続して低下した。
品目別生産の動きは、一般製材が▲24.1%低下した。
(品目別生産:第23表参照)
(別掲)品目別生産の推移(Excelファイル)
▲トップに戻る
(1)最終需要財
鉱工業製品を用途別に分類した特殊分類の動きをみると、最終需要財では、生産が前年比0.6%の上昇、出荷が同▲2.1%、在庫は同▲4.0%の低下となった。
四半期別の推移を前期比でみると、最終需要財については、生産は第1四半期が▲11.8%の低下、第2四半期が14.9%、第3四半期は13.1%と連続して上昇し、第4四半期は▲1.3%の低下となった。
出荷は第1四半期が▲8.3%低下、第2四半期は14.9%、第3四半期は13.1%と連続して上昇し、第4四半期は▲1.3%の低下となった。
在庫は第1四半期が▲6.9%の低下、第2四半期が5.2%、第3四半期は1.5%の上昇と連続して上昇した後、第4四半期は▲2.9%の低下となった。
(2) 生産財
生産財については、生産が前年比▲24.0%、出荷は同▲24.4%、在庫は同▲7.1%低下した。
四半期別の推移を前期比で見てみると、生産は第1四半期に▲31.3%低下した後、第2四半期に13.8%、第3四半期が19.4%、第4四半期は6.8%の上昇と3期連続して上昇した。
出荷は第1四半期に▲28.2%低下した後、第2四半期に8.4%、第3四半期は19.0%、第4四半期は4.1%と3期連続して上昇した。
在庫は第1四半期が▲4.0%、第2四半期が▲5.7%、第3四半期が▲0.6%と3期連続して低下した後、第4四半期は2.0%の上昇となった。
(3) 個別の財の出荷動向
最終需要財を構成する個別の財の出荷動向についてみると、資本財は▲45.8%、建設財は▲14.3%の低下、耐久消費財は5.4%の上昇、ウエイトで最終需要財全体の約4割を占める非耐久消費財は▲15.2%の低下となった。
次に生産財を構成する個別の財の出荷動向についてみると、鉱工業用生産財が▲21.7%、その他用生産財も▲2,9%の低下となった。