平成２３年９月定例県議会追加付議案に対する知事提案理由説明要旨
これより、追加提案いたしました付議案につきまして、その概要を御説明いたします。
それでは、議案第１９号 平成２３年度鳥取県一般会計補正予算について御説明いたします。
はじめに、台風１２号災害復旧対策についてであります。
台風１２号により被災された皆様に対し心からお見舞い申し上げます。
被害に対しましては予備費等を活用するとともに、「平成２３年台風１２号対策枠」の融資を設け、商工業者に対する資金繰り支援を行いましたが、これらに加え、本議会に補正予算を緊急に追加提案することといたしました。
具体的には、農業施設や公共土木施設の本格的な復旧を行うとともに、収穫不能となったブロッコリーを再生産していくための支援、林業用作業道や大山スキー場施設の復旧支援を市町村と連携して実施するなどの復旧対策について、必要な予算措置を講ずることといたしました。
次に緊急雇用対策についてであります。
記録的な円高が急速に進行し、県内の経済雇用情勢が低迷する中、先週、三洋ＣＥの再編計画が明らかとなり、年末に向けて大量の離職者が出る可能性が浮上するなど、一段と県内の経済・雇用情勢の悪化が懸念されます。そのため、今議会に既に提案している事業と併せ「再就職支援プロジェクト」として、雇用創出、就職支援のための対策を追加することといたしました。
離職者の再就職のために、特別相談窓口を開設するとともに、離職者向けの職業訓練の追加実施や起業支援を拡充することといたします。
また、離職者の受け皿となる企業支援として、離職者を正規雇用した場合に支払う奨励金を増額するとともに、進出企業のために貸し工場等の整備を行う市町村に対し支援を行うことなどにより企業の雇用創出を促進します。
さらに、設備投資や研究開発等を行う企業に対し、新たな融資を行うほか正規雇用創出奨励金などの支援を行うことといたします。
これらの予算を計上した結果、
今回の補正予算の総額は、６６億２千万円余となり、補正後の予算総額は、３，４２３億９千万円余となるものであります。
以上、今回提案した付議案につきまして、その概要を御説明いたしました。よろしく御審議のほどお願いいたします。