環境立県アクションプログラムは、平成17年2月の環境基本計画の改定に伴い、同計画の中で重点的に推進する11項目について、3年後(H19)の目標とその目標を達成するための具体的な施策を掲げて庁内各部局で取り組んできました。最終年度となる平成19年度の実績を、次のとおり報告します
このたび、当プログラムの取組状況として、平成19年度の取組実績を取りまとめました。
1 平成19年度の取組概要・実績
環境基本計画の5つの目標別に整理すると次のとおりであり、概ね目標達成が見込まれる状況にあるものの、二酸化炭素の排出量削減や一般廃棄物の減量・リサイクル、3湖沼の水質浄化などが目標達成に至りませんでした。
●すべての主体の連携・協働による環境立県
○
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県登録環境教育アドバイザーを派遣した環境学習参加者や県内環境教育施設の利用者の総数は、目標の20万人を大幅に上回る約23万3千人。
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○
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ISOやTEASの認証取得者数は615件で、600件の目標を達成し、環境配慮活動は 順調に県下に浸透している。 |
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●循環を基調とする経済社会システムの実現
○
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一般廃棄物について、排出量の削減率は3.0%(目標10%)、リサイクル率は18.4%(目標40%)であり、市町村と連携した減量・リサイクルの一層の推進が必要。(※1) |
|
○
|
産業廃棄物の減量・リサイクル率は約95.9%(目標97%)で、最終処分量は減少傾向。(※1)
|
|
○
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リサイクルビジネスは、事業の拡大を含めて目標を上回る51件(目標30件)創出された。
|
|
○
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二酸化炭素排出量は1990年比で約25%増加しており、TEAS等による環境配慮活動、環境教育等の各種環境施策の一層の推進が必要。(※2) |
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○
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自然エネルギーについては、風力発電の導入などが進み73.6千Kw(目標50千Kw)と目標を上回った。
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(※1):平成18年度実績であること。
(※2):統計情報の最新版が2005年であるため、2005年実績で算出したもの。
平成19年度環境立県アクションプログラムの取組実績(3ヶ年実績) |
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目標の内容
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年度
|
実績
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目標
|
進捗率
|
次世代P
目標
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1
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二酸化炭素排出量(2010年度)を2000年度比で16%削減する。(1990年度と同レベルにする。)
(※H15~H17実績で算出) |
H17
|
4.1
|
▲ 16.0%
|
▲25.6%
|
1990年度
対比
▲8% |
H18
|
7.3
|
▲45.6%
|
H19
|
5.2
|
▲32.5%
|
2
|
自然エネルギーを5万kW導入する。 |
H17
|
37,505
|
50,000kw
|
75.0%
|
自然
エネルギー
の新規導入
(H19~H22)
60,000Kw |
H18
|
39,397
|
78.8%
|
H19
|
73,574
|
147.1%
|
3
|
一般廃棄物の
(1)排出量:10%削減(H13年比)
|
H17
|
▲ 3.5
|
▲ 10.0%
|
35.0%
|
1人1日当り
の排出量
920g |
H18
|
▲ 5.8
|
58.0%
|
H19
|
▲ 2.6
|
26.0%
|
一般廃棄物の
(2)リサイクル率:全国一の40%
(※いずれも前年度実績) |
H17
|
15.7
|
40.0%
|
39.3%
|
リサイクル率
25% |
H18
|
17.5
|
43.8%
|
H19
|
18.4
|
46.0%
|
4
|
産業廃棄物の減量・リサイクル率を97%とし、最終処分量を半減させる。
(※いずれも前年度実績) |
H17
|
94.8
|
97.0%
|
97.7%
|
減量・
リサイクル率
96% |
H18
|
95.3
|
98.2%
|
H19
|
95.9
|
98.9%
|
5
|
リサイクルビジネスを30事業以上創出する。 |
H17
|
17
|
30事業
|
56.7%
|
リサイクル
ビジネス
に取組む
企業数 30社
県認定
グリーン商品
60商品 |
H18
|
40
|
133.3%
|
H19
|
51
|
170.0%
|
6
|
次の生物が多数生息できる環境の達成
○湖山池:ワカサギやテナガエビ
○東郷池:ヤマトシジミやシラウオ
○中海:アカガイやハゼ(ゴズ) |
H17
|
(湖山)5.5
|
5.0mg/l
|
90.9%
|
各湖沼
水質管理計画
による
流入汚濁
負荷量値 |
(東郷)5.2
|
4.6mg/l
|
88.5%
|
(中海)5.3
|
6.6mg/l
|
124.5%
|
H18
|
(湖山)4.4
|
5.0mg/l
|
113.6%
|
(東郷)4.8
|
4.6mg/l
|
95.8%
|
(中海)4.9
|
5.3mg/l
|
108.2%
|
H19
|
(湖山)5.3
|
4.7mg/l
|
88.7%
|
(東郷)5.0
|
4.6mg/l
|
92.0%
|
(中海)5.6
|
5.3mg/l
|
94.6%
|
7
|
(1)県指定の特定希少野生動植物の保護管理事業計画策定種:41(全種類)
|
H17
|
16
|
41種
|
39.0%
|
自然保護
ボランティア
160人 |
H18
|
26
|
63.4%
|
H19
|
41
|
100.0%
|
(2)保護活動実施団体数:50団体 |
H17
|
11
|
50団体
|
22.0%
|
保護活動
実施団体
20団体 |
H18
|
11
|
22.0%
|
H19
|
11
|
22.0%
|
(3)里地里山等の保全・再生支援:9地区(H17単年度事業) |
H17
|
3
|
9地区
|
33.3%
|
8
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有機農産物、特別栽培農産物の認証面積を700haにする。(H16年 543ha) |
H17
|
651
|
700ha
|
93.0%
|
認証面積
750ha |
H18
|
695
|
99.3%
|
H19
|
731
|
104.4%
|
9
|
11,000haの間伐を実施し、森林の持つ多面的機能を高める。 |
H17
|
3,187
|
11,000ha
|
29.0%
|
育成林の
間伐実施
(H19~H22)
16,720ha |
H18
|
8,464
|
76.9%
|
H19
|
12,809
|
116.4%
|
10
|
環境教育・学習参加者数を
20万人にします。 |
H17
|
178,249
|
200,000人
|
89.1%
|
環境教育
参加者
年間20万人 |
H18
|
228,905
|
114.5%
|
H19
|
233,305
|
116.7%
|
11
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ISO,TEASの認証取得件数を
600件(H15末:145件)にします。 |
H17
|
371
|
600件
|
61.8%
|
TEAS
取得者数
700件 |
H18
|
428
|
71.3%
|
H19
|
609
|
101.5%
|
その他
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「快適な環境・美しい景観の保全と創造」の推進(景観関連仮目標) |
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|
|
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景観
まちづくり
団体
45団体 |