平成23年11月定例県議会付議案に対する知事提案理由説明要旨
これより、今議会に提案いたしました平成23年度鳥取県一般会計補正予算をはじめとする諸議案につきまして、その概要を御説明いたします。
今議会に提案いたしました議案は、予算関係5件 条例関係8件 その他の案件5件 の合計18件であります。
まず、議案第1号 平成23年度鳥取県一般会計補正予算につきましてその概要を御説明いたします。
はじめに、経済雇用対策についてであります。
記録的な円高の進行や三洋CEの事業再編等により、一段と県内の経済雇用情勢の悪化が懸念されます。そのため、9月議会で上程した対策に加え、新たに関連企業や離職者への支援を追加することといたしました。
県内中小企業の新製品・技術開発に対する支援を拡充するとともに、研究開発拠点の立地促進を図る助成措置を講じるため、議案第8号のとおり鳥取県企業立地等事業助成条例の一部改正を行うことといたします。
また、離職者の雇用機会確保のため、国の第3次補正予算を活用して緊急雇用基金を積み増すとともに、基金を取り崩して県版の職場体験型雇用事業の実施枠を大幅に拡大することといたします。
さらに、生活の安心・安全と経済活性化を図るため、台風災害の復旧事業や道路改良、橋梁補修、県立学校耐震化を積極的に追加実施することとしました。
なお、今後とも、先週成立した国の第3次補正予算を踏まえた必要な対策について精査を行い、県民にとって急がれる経済雇用対策については、追加提案を含め機動的、迅速に対処してまいる所存であります。
次に、まんが王国とっとりの推進についてであります。平成24年度の「まんが王国とっとり」建国イヤーを飾る国際まんが博を開催することとし、来年11月の国際マンガサミットを含め精力的に準備を進めるとともに、国内外への情報発信や誘客等に着手することといたします。
また、広域的な医療体制の整備を図るため、地域医療再生基金を積み増すとともに、基金を取り崩して、医療連携体制や救急医療・災害医療体制等の充実を図ることといたします。
このほか、北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミットの開催準備、大型クルーズ船の入港に備えた境港の泊地浚渫等の予算を計上した結果、今回の補正予算の総額は、106億9千万円余となり、補正後の予算総額は、3,530億8千万円余となるものであります。
次に、補正予算以外の主な議案につきまして御説明いたします。
議案第14号 関西広域連合規約の変更に関する協議につきましては、本県の産業振興と関西経済全体の底上げを図る観点から、関西広域連合の広域産業振興分野に新たに参加することとし、必要な規約の変更について関係府県と協議しようとするものであります。
議案第10号 鳥取県手数料徴収条例の一部改正につきましては、インターネットを利用した政治団体の収支報告書の公表開始に伴い、関係書類の写しの交付に係る手数料の額を全国最低に引下げて情報公開の一層の推進を図る等所要の改正を行おうとするものであります。
議案第17号 職員の給与に関する条例等の一部改正、議案第18号 鳥取県知事等の給与及び旅費等に関する条例及び教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正につきましては、人事委員会勧告等を踏まえ、職員及び知事等の給与の引下げ等を行おうとするものであります。
以上、今回提案した付議案につきまして、その概要を御説明いたしました。
よろしく御審議のほどお願いいたします。