鳥取県の二十世紀梨栽培の歴史は100年以上。
近年の消費者の嗜好の変化に対応するため、鳥取県では平成元年から新たな品種の育種開発を開始しました。
有望な品種同士を掛け合わせて採取した2万粒の新品種の種をまき、おいしくて病気に強い新品種を何年にもわたって選び抜き、最終的になつひめや新甘泉が誕生しました。
【(左)有望な品種同士を交配 (右)交配してできた多数の苗】
選抜するための食味調査では、膨大な数のナシを何日も食べ続けて腹の調子を崩した職員もあったとか。
また、病気に強い品種かどうか、すべての品種の葉っぱ一枚一枚を使って検査してきました。
今皆さんに提供する「なつひめ」や「新甘泉(しんかんせん)」は、20年の歳月をかけ、有望なナシの中から更に優れたエリートのナシを選び抜いた自信作です。