1 調査の目的
この調査は、常用労働者1~4人の事業所における賃金、労働時間及び雇用の実態を調査して、毎月勤労統計調査全国調査及び地方調査を補完するとともに、各種の労働施策を円滑に推進していくための基礎資料を提供することを目的として、毎年7月に実施している。
2 調査結果の概要
きまって支給する給与は、調査産業計で192,294円となり、全国を100とした鳥取県の賃金水準は99.2であった。産業別にみると、建設業の258,394円が最も高く、卸売・小売業,飲食店の168,416円が最も低くなっている。
出勤日数は調査産業計で22.2日となり全国より0.4日長く、1日の実労働時間数は7.3時間で、全国に比べて増減無であった。実労働時間数を1ヶ月に換算すると、最も長いのは運輸・通信業の180.8時間、逆に最も短いのは卸売・小売業,飲食店の156.1時間であった。
常用労働者の産業別構成をみると、卸売・小売業、飲食店(47.2%)、サービス業(30.9%)の2産業で全体の約8割を占めている。