岩本栄二（いわもとえいじ）さん
次代を担う調理師として認められており、技能グランプリに鳥取県代表として出場した他、全国日本調理技能士会連合会会長表彰、技能祭作品優秀者受賞。
後進の育成にも熱心で、日本調理師連合会から師範の委嘱を受け、他県でも指導するとともに、ふぐ処理調理師実技試験補助員として活動。また、地産地消に意欲的で、東郷湖の産品を使った新たな名物料理に取り組む。こうした功績により、調理業務功労者 (鳥取県調理師連合会)受賞。
坪倉良和（つぼくらよしかず）さん
高い技術を持って造園工事の中核を担う造園基幹技能者として活動。造園技能の中でも樹木の剪定、植栽を得意とする。公共施設、民家など幅広い分野の植栽管理や植栽工事を行い、優れた出来映えで顧客から高い評価を得ている。植栽工事の第一人者として作庭の重要性を高めた。
後継者育成にも非常に意欲的で、現場に常駐し、技能の伝達、出来栄えの管理等を通じ、職員の技能向上に貢献。
内藤龍夫（ないとうたつお）さん
石材を巧みに生かした、材料の対比による美しい庭を得意とし、枯山水庭園、池庭、露地庭、洋風庭園など多様な分野で活躍。その技能を認められ、「優れた緑の技能士顕彰」(日本造園組合連合会)、「技能士会活動功労」(鳥取県技能士会連合会)受賞。また、日本造園組合鳥取県支部、鳥取県造園協同組合の理事等を務め、造園業界全体の発展に尽力。
鳥取県立高等技術専門校講師及び技能検定補佐員として後進の育成に努め、技術・技能を伝えている。
長谷川輝光（はせがわてるみつ）さん
床仕上げ、防水、表装、内装など４種の１級技能士資格を有して活動。伝統工法だけでなく、新工法の習得にも熱心で、双方を使い分けられる数少ない人物である。優れた仕事ぶりが評価され、鳥取での国体時にはニューオータニの内装を任される。
技能検定補佐員を務めるとともに、県インテリア事業組合の講習会等を通じて後継者の育成とインテリア産業の発展に大きく貢献。
山本収（やまもとおさむ）さん
日本古来の伝統工法を受け継ぐ県内でも有数の人物。鏝(こて)絵(え)、型引き、漆喰(しっくい)で作る家 紋などの古い技術と合わせて、現代工法の伝承に尽力している。その努力と技能を認められ、日本左官業組合連合会中国ブロック会長表彰受賞。
現在は若者技能者の育成に意欲を燃やしており、少なくなりつつある蔵の壁や小舞下地工法等技術の講習会を行っている。また、鳥取県左官高等職業訓練校の指導者として、後進への技能伝承に努める。