平成19年度の一般廃棄物排出量は約21.8万トン(平成18年度約22.9万トン)で、平成12年度(24.2万トン)をピークに近年減少傾向にある。その内訳は、可燃ごみが約79%(平成18年度約79%)、不燃ゴミが約4%(平成18年度4%)、粗大ゴミが約2%(平成18年度約2%)となっている。また、こうしたゴミの最終処分量は年間約2.5万トン(平成18年度約2.7万トン)で、ゴミ排出量の約11.5%(平成18年度約12%)に当たる。
一般廃棄物のリサイクル率 単位:%
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12年度
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13年度
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14年度
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15年度
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16年度
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17年度
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18年度
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19年度
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鳥取県
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14.2
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13.3
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13.7
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14.5
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15.7
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17.5
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18.4
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19.7
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全国
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14.3
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15
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15.9
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16.8
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17.6
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19
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19.6
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20.3
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※一般廃棄物のリサイクル率とは、総処理量のうち資源化される一般廃棄物の割合をいう。
県内の一般廃棄物のリサイクル率は約19.7%であり、全国平均(約20.3%)を下回っている。
可燃ごみの水分を除いた組成割合では、紙・布類が約47%と多いことから、分別を徹底し、紙類のリサイクルを図ることが課題の一つである。また、生ごみも約28%と多く、水分を含んだ可燃ゴミの重量比では、水分がその半分以上を占めており、生ごみの水切りの徹底により、ごみ中の水分を減らすことも課題である。
このため、可燃ごみの中で比重の大きい「紙ごみ」「生ごみ」を重点とした排出抑制や分別排出の徹底に向け、市町村等と連携を図りながら、県民・事業所に対する一層の普及啓発・実践への働きかけを進める必要がある。