県内における大型風力発電施設の設置は、平成14年の湯梨浜町(旧泊村)に始まり、県企業局や大山町(旧名和町)、北栄町(旧北条町)及び民間企業によって行われ、現在、41基59,100kwの風車が稼動している(平成21年11月現在)。
風力発電は発電量の変動が大きく、発電と需要のバランスをとることが難しいことから、全国的に電力会社が新規の契約枠を設定するなどの規制の動きが出てきている。設置主体が自治体から民間企業へ移りつつある中で、今後の設置の動向がやや不透明な状況である。
大型風力発電施設の建設にあたっては、関係法令を遵守するとともに景観や野鳥への影響などにも配慮することが必要であり、県では、平成19年3月に「風力発電施設建設ガイドライン」を策定した。
設置年度
|
主体
|
場所
|
規模
|
備考
|
H14
|
湯梨浜町 |
潮風の丘とまり |
600kW×1基
|
|
H16
|
大山町 |
高田工業団地 |
1,500kW×1基
|
|
H17
|
鳥取県 |
鳥取市(鳥取放牧場) |
1,000kW×3基
|
|
H17
|
北栄町 |
北条砂丘 |
1,500kW×9基
|
|
H17
|
日本風力開発(株)
(大山ウィンドファーム) |
旧大山町 |
1,500kW×6基
|
|
H19
|
日本風力開発(株)
(大山ウィンドファーム) |
旧名和町 |
1,500kW×3基
|
|
H19
|
日本風力開発(株)
(大山ウィンドファーム) |
旧中山町 |
1,500kW×5基
|
|
H19
|
日本風力開発(株)
(琴浦ウィンドファーム) |
旧東伯町 |
1,500kW×13基
|
|
合計
|
41基 (59,100kW)
|