12月19日に「鳥取県日野郡ふるさと広域連携協約」に基づく日野郡連携会議を開催し、日野郡3町の地域課題の解決に向け連携事業の拡充や各町の地方創生の具現化の取組の実施等について協議を行いました。
1日時 平成27年12月19日(土) 午後4時30分~午後5時30分
2場所 江府中学校 多目的ホール
3出席者 平井知事、増原日南町長、景山日野町長、竹内江府町長、ほか関係職員
4概要
(1)日野郡における鳥獣被害対策の体制強化について
深刻化する日野郡の鳥獣被害に対応するため、平成26年に日野郡鳥獣被害対策協議会を設置し、「実施隊」を中心とした取組を進める中で、農産物の被害対策支援にとどまらず地域の活性化や生活環境を含めた山間集落の総合的な被害対策に対する支援を求める声が高まってきた。これに対応するため、同協議会の活動内容の拡大と実施隊の処遇改善や体制強化に向けた人材の確保を図ることとされた。
【具体的な検討内容】
○狩猟者の関心は低いが被害をもたらすタヌキ・アナグマなどの中・小型動物の捕獲、
「有害捕獲員」の育成、周辺環境の整備(緩衝帯設置、里山の復活)など活動を拡大する。
○雇用する人材の任期・給与などの処遇改善なども検討する。
○農産物の被害対策支援にとどまらず地域の活性化や生活環境を含めた山間集落の総合的な
支援対策を実施するため、専門的な人材の配置などによる体制の強化を図る。
<これまでの取組>
「実施隊」(地域おこし協力隊など任期付きの職員4名で構成)を中心とした、侵入防止指導・
啓発、生息状況調査、狩猟指導等、地域が一体となった鳥獣対策の定着に向けた活動。
(2)連携施策の取組状況について
余剰野菜と農産物直売所を結びつける手法、休耕田を利用した川エビ飼育の実証実験などの新たなアイデアを試験的に実施するための仕組みづくり(検討実施体制・助成)や、移住者の満足度向上を目的としたネットワーク化に向けた意見交換会の開催によるコミュニケーションの充実の取組等についての報告が行われ、今後の取組に関する意見交換を行った。
<主な意見>
・農林業に限らず良いアイデアはまずやってみることが大切であり、磨けばどんどん
光っていくはずである。
・移住者のネットワークがうまく機能しているところは、加速度的に移住者が増えていく。
ネットワーク化にはある程度ロットがないと難しいので日野郡くらいの単位がちょうどよく、
農林業を中心に話も合うのではないか。
会議録(PDF 253KB)
会議資料(PDF 768KB)