第20回北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミットの関連事業として、平成27年10月23日に韓国江原道(ソルビーチホテル&リゾート)で第8回北東アジア地方政府環境保護機関実務者協議会が開催されました。
<議事>
(1)主題発表:「畜産ふん尿の資源化方案(バイオマスの活用を含む)」
(2)意見交換
(1)各地域からの主題発表の概要
参加地域
発表概要
日本
鳥取県
・県内の家畜ふん尿処理について、堆肥化やメタン発酵事例(山水園(大山町))を紹介
・木質バイオマスの推進施策や発電・熱利用施設の具体例を紹介
・県内の再生可能エネルギー利用施設(太陽光・風力・小水力発電、雪氷熱利用など)による次世代エネルギーパークの取組を紹介
ロシア
沿海地方
・沿海州地域のごみ処理システム(ごみのエネルギー利用やリサイクルによる有効利用、木材等の建築廃棄物のペレット化施設の建設計画など)を紹介
中国
吉林省
・家畜ふん尿の総合管理を通じたECO吉林プロジェクト(家畜ふん尿の農業利用によるゼロ・エミッションの推進、資源化技術確立のための資金投資など)を紹介
韓国
江原道
・家畜ふん尿の資源化などのバイオマスエネルギー活用例(牛糞利用バイオマス発電所の建設計画、公共ふん尿処理場のバイオガス生産計画など)を紹介
モンゴル
中央県
・家畜ふん尿を利用したバイオマスエネルギーの利活用(乾燥ふんの日常生活における燃料利用、ふん尿を用いた有機肥料など)を紹介
○江原道から本県の雪氷熱利用例について質問があり、県内飲料メーカー工場(サントリー)における、冬期の雪を夏期の空調等に利用している事例を紹介した。
○中央県から、本協議会のような意見交換の場をもつことは重要であるとの意見があり、引続き各地域の環境問題に取り組む関係者が交流・意見交換を行うことで各地域が共に持続的な発展を目指すとの認識を確認した。
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