九月中旬より開始した木造家屋の作製も、約六ヶ月の期間を経てついに完成となりました!!
完成とは言っても、大工仕事としての施工です。
今回はその実習の成果をご覧ください。
まずは玄関から。中に入ると左右に部屋が一部屋づつあります。
階段には素敵な手すりが付きました。
右は洋室です。写真には写っていませんが、洋室にはクローゼットとなるスペースもあり収納もバッチリ!!
そして、左にあるのが和室です。
一部分ですが畳が敷いてあり、落ち着いた空間となっています。
階段の下にあたる部分が押入れで、こちらも収納スペースが確保してあります。
和室や廊下の壁は下地の状態ですが、この後、左官塗壁ができるよう施工してあります。
大工さんはここまで。この上の壁塗りは左官さんのお仕事です。
階段を上がって二階へ…
階段をあがると部屋に続く廊下があります。大きな窓があり風通しもよさそう~。
そして、二階の部屋です。こちらも和室となっています。
外から見るとこんな感じ。
実は、この家屋は完成後すぐに解体作業に入ります。
せっかく建てたのにもったいない!!!!と思われるかもしれませんが、解体作業も実習のうち。
家をリフォームする際には解体後に施工を行うので、解体作業も貴重な経験です。
外壁、内装下地、床板を外していきます。
それから、屋根の下地
軸組躯体、骨組みを解体していきます。
あっという間にバラバラになってしまいました。
この解体した木材は、来年度の訓練生の木組の練習に使われます。
お疲れ様でした!
初めて建てた家の屋根から見る景色は、いつもの実習室とは少し違って見えたでしょうか。
訓練も残すところあと5日。
訓練修了後は、それぞれが違う進路に進みます。この実習での経験が活かされるといいですね。