白いアジサイのような花が咲いています。今回は、花の形がよく似ていいるオオカメノキとヤブデマリをご紹介します。
オオカメノキの花期は4~6月です。小さな両性花の周りに、大きな5枚の花弁(かべん:花びら)を持つ装飾花(そうしょくか:雄しべや雌しべが退化し、花や萼が発達した花。例えばアジサイ、オオカメノキ、ヤブデマリなど)が取り巻きます。
オオカメノキの装飾花(写真:右)は花弁が5枚ともほぼ同じ大きさです。
オオカメノキの葉(写真:左)は先端が尖り、他の似た種類に比べると葉脈も目立ち、亀の甲羅に似ていることが和名の由来のようです。葉は虫かみが多く、ムシカリという別名もあります。
冬芽(写真:右)はウサギに似ているように見えませんか?可愛らしいので見つけやすいです。
ヤブデマリの花期は5~6月です。小さな両性花の周りに、5枚の花弁を持つ装飾花が取り巻きます。
ヤブデマリの装飾花(写真:右)は5枚の花弁のうち1枚が極端に小さく、他の種類との区別がしやすいです。小さな花弁が内側を向き、大きな花弁が外側を向いています。まるでチョウが舞っているようにみえませんか?
他にも白い花がたくさん咲いています。探しに出かけてみませんか?
日野振興センター 2020/05/14