2023年9月19日
二十四節気の1つ白露 (はくろ) を過ぎ、朝夕が若干涼しく感じられる季節になりました。あちこちで稲刈りの風景が見られ、秋の訪れを実感します。 さて、今の時期は登山道脇にツリフネソウが咲き誇っています。山地の湿った所に生育していて、紅紫色のきれいな花です。 こちらの写真は、正面から撮影したところです。たまに、花の中に虫が入り込んでいる時があります。ツリフネソウは虫媒花で、蜜を吸いに来た虫によって受粉が行われる植物です。
こちらの写真は、横から撮影したところです。ぶら下がった花が帆掛け船にみえることが名前の由来と言われています。写真の左側にある距 (きょ)は、巻き込む形をしています。 正面から観察しても気づかないことが、色んな方向から見ると気づくことがあります。
主な参考文献 ・三徳山の植生永遠に 森本満喜夫/著 三朝町教育委員会 2010年 ・山渓ポケット図鑑 夏の花 鈴木庸夫、畔上能力/著 山と渓谷社 1994年
中部総合事務所環境建築局 2023/09/19 in 国立公園,植物,中国自然歩道
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