青谷上寺地遺跡から出土した重要文化財12点について、破片を接合するなどの修理を行いました。
写真1は武具の盾(たて)です。修理前はたくさんの破片に分かれていましたが、破片を接合するとともに一部を樹脂で補填し、全体形の一部を復元しました。
写真2は腰かけです。いくつかの破片に分かれており、状態も脆くなっていましたが、樹脂で全体を強化するとともに破片を接合しました。また安全に保管するための台を作製しました。
こうした修理によって、将来にわたって適切に保管・活用できる状態になりました。
写真1 盾(上:修理前、下:修理後)
写真2 腰かけ(左:修理前、右:修理後)