7月30日、皆生漁港の岸さんより、「去年のカニの赤ちゃんが獲れたから、取りにおいで!」と水産試験場に連絡がありました。
「去年のカニ」とは、「シマイシガニ」のこと。ワタリガニの仲間で甲羅に縞々の模様があるのが特徴です。鹿児島や宮崎などでは多産されることもあるようですが、鳥取では去年初めて報告のあった珍しい種類です。 去年の暮れ、同じく岸さんが甲羅の幅が10㎝を越える大きな個体を漁獲されました。折しも阪神タイガース優勝路線真っ只中。このただならぬ「縁」はまさにゲゲゲです。そのカニは皆生漁港内の活魚水槽で「タイガースガニ」と呼ばれ、みんなのアイドルになっていました。 さて、早速次の日に取りに行った「シマイシガニ」。甲羅の幅が5㎝くらいの小さな個体でした。この「小虎」の出現。もしや、阪神タイガース、復調の兆しでしょうか?! 頂いたカニはかにっこ館にて飼育中です。