自然保護監視員日記


 中部担当の自然保護監視員が、日々のパトロールの中で発見したこと、感じたこと等を綴りながら、中部地区の魅力的な自然の数々をご紹介します。
 

2008年2月13日

その10 河川敷の小鳥

 殺風景に見える冬の河川敷ですが、けっこういろいろな小鳥がやってきて目を楽しませてくれます。この日も倉吉市関金町を流れる小鴨川でたくさんの小鳥たちに出会いました。
 最初に見つけたのが、アトリでした。スズメより少し大きく、飛ぶと、黒い尾と腰の白が目立ちます。冬鳥として渡来し、群れで行動します。年によっては数千、数万羽の群れがやってくることもあるようです。

小鴨川雪景
小鴨川(倉吉市関金町)

アトリの群れ

アトリの群れ

 次に見つけたのがカワラヒワです。カワラヒワはオリーブ褐色で、スズメと同じくらいの大きさです。飛ぶと、羽の黄色の帯が目立ちます。「キリキリコロコロ」と鳴き、低山や雑木林のほか、農耕地や公園などでもよく見られます。
 赤い鳥がいました。ベニマシコのオスです。スズメくらいの大きさで、春先には紅色がいっそう鮮やかになります。メスは淡い黄褐色で地味です。

カワラヒワ

カワラヒワ

ベニマシコ
ベニマシコ

 その他、ホオジロ、カシラダカ、ミヤマホオジロなどなど、まだまだ探せば見つかるはずです。わずか15センチほどの小さな体で、この寒い冬を懸命に生きています。時には、こたつを抜け出し、身近な野鳥に目を向けてみませんか。(自然保護監視員 谷口真一)

中部総合事務所環境建築局 2008/02/13 in 野鳥



問合せ先

中部総合事務所 環境建築局 環境・循環推進課

(自然公園担当)
電話:0858-23-3276  Fax:0858-23-3266

(野生鳥獣・狩猟免許担当)

電話:0858-23-3153  Fax:0858-23-3266

  
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