2008年3月3日
湯梨浜町の鉢伏山の展望台には、まだたくさんの雪が残っていました。その展望台の入り口近くのアカマツの木のてっぺんで、「チョッピィーチロロ、ピピロピィー」と胸を張ってさえずる小鳥がいました。ホオジロです。 ホオジロはスズメよりやや大きく、低地から山地まで開けた明るい林、畑、草原などに生活し、普通に見られる鳥です。頬(ほお)が白いからホオジロといいますが、よく見ないとわかりません。それよりも赤茶色の腹、黒っぽい茶色の頭のほうが見わけやすいポイントです。 鳴き声に特徴があり、春になると高い木のてっぺんでさえずります。そのさえずりは、「一筆啓上仕り候」とか「サッポロラーメン、ミソラーメン」と、ききとれます。
梢で春を告げるホオジロ
鉢伏山展望駐車場
ところで、さえずりは、繁殖期だけで、夏から秋にはほとんどありません。オスがメスの気を引こうと鳴いているのです。恋の歌であり、オスにとっては真剣そのもの。幸いにも人間がその美しい声を聞かせていただいているのです。(自然保護監視員 谷口真一)
中部総合事務所環境建築局 2008/03/03 in 野鳥
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