石橋レンジャーもレンジャー日記で言っていましたが、9月に入っても残暑が厳しかったのが、やっと暑さが落ち着いてきましたね。
♪秋よ来い~ 早く来い~♪
(あれ?この歌は「春」だったかな?)
食欲の秋!芸術の秋!う~ん、どちらも魅力的ですが、やっぱり私達が今一番気になるのは、ズバリ『砂丘の秋』です!
秋に花や実をつける植物はたくさんありますが、砂丘植物もたくさんの実をつけるものがあります。
まずはこちら↓
ハマゴウです★
「浜香」と呼ばれたことがある通り、花と実には芳香があって、いい香りがします。実は乾かすと薬用にもなると言われています。
ここでちょっと小話を。
ジロケン先生曰く、平安時代の人々は疲労回復の為に、これを枕に入れて寝ていたようです。
昔版『アロマテラピー』みたい!!昔の人々もオシャレですね☆
そのハマゴウの実を乾燥させて、ポプリのようにできないかと隣のジオパークセンターのジオガイドさんがつくりました。
ミントのような爽やかなとってもいい匂いがして、癒されます☆今ジオパークセンターに置いていますので、是非お試しを!
【コウボウムギ】
コウボウムギは秋になると雌花の穂に黒褐色の実ができます。その実が落ちて砂の上に集まっています。
聞くところによると、この実を煎ると麦茶のようなお茶が出来るらしいです!
続いてはコチラ↓
ハマボウフウの実です。ホオズキのような形をしています。中身を取り出してみると
種がでてきました。
★ハマベノギク情報★
砂丘植物の中では最後に花をつけるハマベノギク。去年は9月4日付けのレンジャー日記で、花が咲いたハマベノギクをご紹介しましたが、今年は猛暑だったせいか、開花が少し遅いようです。
鳥取砂丘では海岸部の一部に分布するといわれているので、約1週間前に第一砂丘列付近まで足をのばして探してみました。
一週間前では、まだ開花してはいなかったのですが、つぼみをつけているものを一つだけ発見しました!
ほんのり紫色のかわいらしい花をつけます。一週間前の情報なので、今はもう咲いているかも!?近いうちにまた探しに行こうかと思います★
砂丘事務所 2010/09/20