10月17日(日)大山秋の一斉清掃が行われ、日野郡内でも奥大山と呼ばれている江府町鏡ヶ成、笠良原で開催されました。
大山一斉清掃は、「ゴミのない国立公園大山を気持ちよく利用してもらう」という目的で行楽シーズン前の春と秋に行われているものです。近年マナーの向上により以前ほど大山にゴミが落ちていない状況となっているのですが、その代わり目立ち始めているのが外来植物の問題です。
外来植物とは、外国から持ち込まれた本来国内に存在しない植物のことを指し、その中にはとても繁殖力の強いものや有害な化学物質を出すものがあり、他の植物に影響を与える可能性があります。
今の季節よく目にするセイタカアワダチソウ
国立公園大山内も黄色い花が目立つようになってきました。セイタカアワダチソウという外来植物です。
外来植物の除草を行うことは、ゴミ拾いを行ってきた一斉清掃と目的が違うのでは?という意見もあるようですが、ゴミも外来植物も元々大山にはなく人間が持ち込んだもの。それを取り除く(清掃する)ことはうつくしい環境を守り、訪れた方に本来の大山の姿を見ていただくことに繋がります。
公園内の道路沿いと湿原内の除草とゴミ拾い行いました
奥大山会場では江府町役場、休暇村奥大山、自然保護ボランティア、一般参加者等約25名の参加があり、セイタカアワダチソウの他にも同じぐらいの繁殖力があるアメリカセンダングサなどの抜き取りもおこないました。2時間で約3tの外来植物が集まりました。
しかし、これですべて取り除けた訳ではありません。来年は活動に賛同していただける方を増やして、もっと一斉清掃を盛り上げていければと…。一般参加、大歓迎です!来年、ぜひ私たちと一緒に美しい大山の自然を守る活動に参加してみませんか?
中にはなかなか抜けず格闘する場面も 想定外の外来植物の多さにびっくりです
いつまでも美しい大山であってほしいですね
日野振興センター 2010/10/17