「すごい~、本当に砂だらけなんだ~!」
観光客の方が、砂丘地内へ足を一歩踏み入れた瞬間によく言われる感想です。
このように、砂丘はただ砂ばかりが一面に広がっているように思われる方が多いですが、実はそうではないのです!
鳥取砂丘は、砂と砂の間に大山などから飛来した火山灰を挟んでいます。
※サンドイッチのような感じで、パンが砂で火山灰が具材と考えて下さい。
そんな砂丘の地下構造の様子がよく分かる新しい展示物がこの度、砂丘事務所のお隣の鳥取砂丘ジオパークセンターにできました。
等身大の火山灰断面のレプリカである「鳥取砂丘地層標本」です。
こちらは鳥取大学が自治体と共同して行う地域貢献事業として、
鳥取大学農学部 山本 定博教授の研究室で作成されたものです。
さっそくこちらの標本を使って、ジオガイドである神近 牧男先生が鳥取砂丘の地下構造や火山灰について解説されました。
自分が歩いている砂の下には、約10万年の年月をかけて出来上がった地下構造が地下約80mにもわたり広がっていると想像しながら歩くと、また違った面白さがあります。
砂丘地内では、馬の背の西側と合せヶ谷スリバチの近くで火山灰が露出している場所があります。
鳥取砂丘中心部探検マップ取砂丘中心部探検マップにも記載していますので、マップ片手に探してみて下さい。
目印は赤色や茶褐色で、表面が硬くなっている部分です!
砂丘事務所 2010/11/09