(今回は、江府町に残る風習について、日野弁でご紹介しましょう)
江府町の御机(みつくえ)集落では、正月三が日にはお餅を食べんしこーだでー。
三が日に食べーのは、
「団子汁」だで。
団子は
米粉を水にとき、人肌の柔らかさになるまでこねて丸めたもので、ゆがいて食べーで。
その昔、後醍醐天皇が京に帰られる途中に御机集落に立ち寄られ、そん時に米粉で作った団子を後醍醐天皇にお出ししたことから、いまでもこの集落では正月三が日にはお餅ではなく団子を食べとーだって。
知らなんだわー。
去年、奥大山古道ウオークや鏡ヶ成での外来植物除去イベントの時に、
「まー、団子汁でも食べてえ」と振る舞われ、「うまいうまい」とおかわりしたが、なんとまあ、後醍醐天皇と同じ接待を受けていたとは・・・・・だんだん(ありがたい)。
江府町のうまい米からつくった団子に、江府町産の味噌に白ネギ・・・・。
こりゃーもったいない。
どげえでも(ぜひとも)、後醍醐天皇のプレミアを付けて売り出すべきだわー。
(by 県民局 商工観光チーム)
日野振興局 2012/01/26