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2012年3月6日

明治時代の構想~鉄道で山陰と山陽を結ぶ~

鉄道展(県立博物館)

現在、鳥取県立博物館(鳥取市)で開催されている企画展
「鳥取鉄道物語-山陰線開通100年-」。

チラシの写真が、生山駅(日南町)を走るD51ということは、2月23日の日野ごよみでご紹介したところです。→「生山駅を走行する蒸気機関車がチラシに!(3月20日まで)」


今回は、別の日野郡鉄道ネタをご紹介しましょう。

★時は明治までさかのぼります。
明治25(1892)年、鉄道敷設法によって鳥取県内への鉄道建設が決定され、翌26年には「境-鳥取-姫路」間は官営で、「米子-根雨-津山-岡山」間は私鉄の中国鉄道が敷設することとなりました。

中国鉄道は明治31年に「岡山-津山」間(現、津山線)を開業させます。
株主には米子や日野郡の人も多く含まれ、用地買収も行われましたが、資金不足のため津山から根雨まで路線を延ばすことはできませんでした。

同45年(1912)に山陰線が「京都-出雲今市(現、出雲市)」間で開通した後、大正3年(1914)、県西部の有志によって「米子-伯耆溝口」の鉄道建設を目的とする「伯耆鉄道株式会社」が設立されました。
これは、翌年に官営で伯備線建設が決定されたことによって、自然消滅しますが、県西部と山陽とを結ぶ鉄道建設を求める動きが続いていたことが分かります。

その後、伯備線は大正8年に「伯耆大山-伯耆溝口」間で開業、昭和3年に倉敷まで全通しました。(大正11年に黒坂、同12年に生山、同13年に上石見まで開通)

「鉄道が通れば便利になる」と、熱心に鉄道誘致・建設された昔の人の思いが伝わってくる展示です。

        展示 

さて、現在、通勤や通学などで私たちが利用する伯備線。
昭和40年代の懐かしの写真も展示されています。

   江府町を走る蒸気機関車の写真   
 バイクと車と三重連(昭和46年:伯備線・江府町付近)〈岡田晃一氏撮影〉

これは、昭和46年に江府町付近で機関車を三重連にして運行(伯備線は、勾配が大きいため)する蒸気機関車の写真です。

ほかにも、
・昭和47年、上石見(日南町)-足立(岡山)間で、長い貨物列車の最後尾を補機が押している様子 
・昭和47年、伯耆溝口(伯耆町)-江府間を走るSLと稲刈り後のかかし  など
の写真が会場に展示してあります。 

ぜひお出かけください。

 【鳥取鉄道物語-山陰線開通100年-】
 ・会期 平成24年2月11日(土・祝)~3月20日(火・祝)
 ・会場 鳥取県立博物館(鳥取市)

 詳しくは、鳥取県立博物館のホームページをご覧ください。
 http://site5.tori-info.co.jp/p/museum/exhibition/planning/18/

日野振興局 2012/03/06

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