4月28日(土)から全国ロードショーされる
映画「わが母の記」のプロデューサー石塚慶生(いしづかよしたか)さんが、映画PRのために日野総合事務所に来所されました!
「わが母の記」は、作家 井上靖が家族との実話を元に綴った自伝的小説を映画化したもの。
実は、昭和を代表する文豪 井上靖と日野郡日南町とは深い縁があるんです。
終戦間近、当時大阪にいた井上靖は家族を日南町神福に疎開させ、自らもしばしば訪れるなどしたということで、この自然豊かな日南町の風景はその後の作品の中にも登場しているようです。
この縁を大事にしようと、昭和60年に井上靖ゆかりの地として日南町神福に文学碑を建て、近くに記念館「野分の館(のわけのやかた」をオープン。
現在では、地元有志の組織「野分の会」(伊田美和子会長)が様々な活動をされています。
文学碑には、
日南町を「天体の植民地」と表した井上靖直筆の碑文が刻まれています。
このような縁で、今回、「野分の会」主催で映画プロデューサの石塚さんを招いての講演会が4月24日に開催され、日野総合事務所にはその帰り道に寄っていただいたものです。
電車の時間の都合でゆっくりとお話を・・・というわけにはいきませんでしたが、映画について熱く語られ映画をPRされました。
日南町の星空に感動し、「天体の植民地」と表した井上靖に思いをはせながら、映画を鑑賞してみられてはいかがでしょうか。
(※鳥取県内での上映は、MOVIX日吉津(イオン日吉津内)です。)
★また、現在、日南町総合文化センターでパネル展示中。(平成24年5月27日まで)
日南町総合文化センターHP→
http://culture.town.nichinan.tottori.jp/
★日南町美術館学芸員さんのブログでも紹介されています。
じげ風呂「日南町美術館の日々」
→
http://blog.zige.jp/museum/kiji/403792.html
★映画「わが母の記」公式ブログ→
http://wagahaha.blog.fc2.com/
日野振興局 2012/04/26