この季節、黒い毛虫が道路を横断する姿をよく目にします。
先日、「この毛虫って、どんな成虫になるの?」と聞かれました。そう思われている人、少なくないのでは?
今回は、黒い毛虫「シロヒトリ」を紹介します!
私にはヒゲが歩いているように見えます…。毛虫の針には毒があると
いうイメージがあるかもしれませんが、毒を持っているのはほんの一
握りです。ちなみに、シロヒトリは無毒の毛虫です。
シロヒトリはヒトリガ科ヒトリガ亜科。国内では北海道から九州まで生息しています。幼虫で冬を越し、春にスイバ、イタドリ、タンポポ、オオバコ等を餌として食べます。これらを求めて移動し、サナギになるころには6cm程度の大きさになります。
羽を広げたのを横からみたものと、羽を閉じた状態で上からみたもの。
ちょっと、わかりずらいですね…。すみません(汗)
モフモフした黒い幼虫時代から一転、成虫は真っ白なガに!羽を広げると7cm程度の大きさになります。
お洒落にお腹と脚に赤い模様が入っています。写真が手元になかったので、イラストでイメージしてみてくださいね!
成虫は8月から9月にかけて姿をみせてくれるようなので、また探してみようと思います。
日野振興センター 2012/05/22