鳥取県日南町と島根県東出雲町の県境にある船通山で、毎年7月28日に行われる『宣揚祭(せんようさい)』に行ってきました。
このお祭は、スサノオがヤマタノオロチを退治したとき、その尾から剣が出てきた場所といわれ、古事記にちなんだものです。
今年は古事記編さん1300年の節目の年、この宣揚祭も35回目で約300人が見に来られていました。
宣揚祭の会場は船通山(標高1143m)の山頂。
距離はおおよそ1.4km、約1時間半の道のりです。
登山道は整備されて歩きやすい道でした。
注意は、真夏のこの日、熱中症には気をつけて、水をしこたまリュックに入れて入れていきました。
1時間くらい歩くと雑木林からブナの林に変わります。
ブナ林に入ると、空気の境目があるかと思うぐらい風が涼しく暑さも軽くなり、足も軽やかに…なったような。
山頂に近づくと、全長10mの地に張っている木を発見!
イチイの巨木で、何かしらの要因で木が折れてもこのように成長していったそうです。自然の力はすごい!
山頂につくと人、人、人。島根県側からもたくさん来られていて、大賑わいです。
式が厳かに始まります。
お供えもの運びや祝詞や和歌奉納など、神事が続きます。
メインイベントは、スサノオノミコトがヤマタノオロチの退治、剣の出現を舞で表現されていました。剣を持って舞う姿は雄雄しい!。
山頂からの眺めは360度ぐるりと見渡せます。遠くは出雲から日本海、大山と、とても景色がいい!
この船通山は、春にカタクリの群生が咲くことで有名です。
来年は春、夏と船通山を満喫してはいかがでしょうか。
※船通山登山ルート紹介 →日野総合県民局HP
※船通山紹介 →日南町HP
日野振興局 2012/08/09