マンサクが咲き始めました。雪深い日野郡に春の訪れを告げてくれています。
季節の移り変わりには、いろんな出会いと別れがあります。
春の訪れと共に、冬を日本で過ごしていた冬鳥達と別れする時期になってきました。今回はジョウビタキを紹介します!
ジョウビタキは、夏は中国東北部などで繁殖し、冬を日本で過ごす冬鳥です。
平地から低山の明るい開けた場所を好むので、見かける機会も多いのですが、もうじき姿が見えなくなるでしょう。
名前の由来ですが、ジョウビタキのジョウは「尉」だとか。
「尉」の意味は、軍事や警察を担当していた中国秦・漢時代の官名のひとつ。軍隊や自衛隊の階級のひとつ、なんだそうです。
ジョウビタキの雄の頭は灰色をしています。(写真は雄)
名前を付けられた方は、ジョウビタキが軍隊にお勤めの、ロマンスグレーの男性に見えたのでしょうか?
そして、ビタキは「火焚き」からだとか。鳴き声が、火焚きの際に使用していた火打ち石の打鳴る音に似ているから、だそうです。
いろんな名前が存在しますが、一つ一つに名前を付けられた方の思いがあるのでしょうね。想像力が膨らみます。
日野振興センター 2013/03/07