多里っ子が、「今年は栗ご飯を5回食べた!」とうれしそうに話してくれました。秋の味覚はほっこりと幸せな気分にさせてくれますよね。
さて、今回はオオサンショウウオを守る活動に参加した様子を紹介します!
9月28日、「多里オオサンショウウオを守る会」主催で保護活動と観察会があり、参加させていただきました。
まずは河川の清掃。
「餌と間違えてオオサンショウウオがゴミを食べてしまうこともあるから…。」そんな会話が作業中に聞こてきました。
皆さん、熱心に取り組むこと1時間。
清掃範囲はそんなに広くなかったのに、回収されたゴミの量にショーーク!よく、こんなにゴミが落ちてるものだ…。ぱっと見、きれいな川だけに驚きました。
その後、移動して人工巣穴を設置した場所へ。大水で人工巣穴が数個壊れてしまったそうです。
残ったものも、土砂で穴がふさがっていたので、巣穴とその周辺をきれいに整えました。
活動の合間にオオサンショウウオの観察会。
この日は約30センチと約80センチの2匹を見ることができました。(オオサンショウウオは天然記念物なので、捕獲許可がないと捕まえることはできません。)
オオサンショウウオはひとけの少ない清流にいそうなイメージですが、普段は田んぼの近くが好きなんだそうです。
田んぼには、餌になるカエルなどの小動物が沢山いますよね。きれいすぎる川は生き物も少なく、普段生活するには住みにくいようです。
オオサンショウウオの存在は、里地里山が健全で豊かである象徴なのですね。
今回活動に参加させていただいて、よりオオサンショウウオを身近に感じることができました。
日野振興センター 2013/10/03