平成26年4月9日、平成14年から12年ぶりに自県で生産したヒラメ稚魚を漁業者に購入してもらう形での放流が美保湾2カ所で行われました。
美保湾では、平成19年から23年は、栽培漁業センターが、平成24、25年には美保湾地域栽培漁業推進協議会(美保湾周辺の漁協と市がメンバー、県はオブザーバー)と共同で試験放流を実施してきており、これまでの結果から放流した魚の約1割が漁獲されることが分かりました。
この結果を受け、美保湾地域栽培漁業推進協議会が事業主体となりヒラメの放流が行われる体制が出来ました。当所も事業の定着がなされるよう、放流効果等を把握する調査を継続します。
前置きが長くなりましたが、賀露地方卸売市場の状況です。
刺網ではマダイ、ハマチ、マアジ、イシダイ等が漁獲されていました。
珍しいところでは、クエがヒラメ網で漁獲されていました。
釣りでは、ヒラメ等が漁獲されていました。
珍しいところではアカメバルが漁獲されていました(クロメバルがほとんど)。
その他、季節的なものとして、浜村で、サヨリ船曳によるサヨリ、潜水でのクロモ(ぼうずごろし)が揚がっていました。
【おまけ】
4月3日にフグはえ縄試験操業を賀露沖で初めて実施しました。
結果は、水深74mあたりでマフグ13尾。漁場を手探り状態で行っているため、芳しくない結果でしたが、賀露沖でもマフグが釣れることは分かりました。
ちなみに販売価格は14.5kgで6,800円でした(469円/kg)。