センターの周辺ではすっかり桜も散ってしまいましたが、先日行った日南町福栄地区では今が春本番!
人がその上を歩くと、地区の伝統芸能‘かしら打ち’の音頭が流れる福栄大橋(通称『太鼓橋』)から見る桜も今が満開です。
(太鼓橋の詳細は、以前の記事『
歩くと鳴り出不思す太鼓、七不思議?』をご覧ください。)
福栄地域振興センターの敷地内にあるしだれ桜は、まだまだこれから楽しめそう。
ところで、太鼓橋を渡った先にはその名のとおり‘福が栄える’として人気の福栄神社があるのですが、今回の目的はこの福栄神社の狛犬たちに会うこと!
というのも-
先日、鳥取県立博物館が公開した『鳥取県の狛犬データベース』をご存じですか?
ここ日野郡からも多くの狛犬たちがデータベースに掲載されていて、その中にはもちろん福栄神社の狛犬たちも。今回はこの狛犬たちをご紹介します。
まずは階段の途中でお出迎え。 立派な巻き髪をしたキリリとした顔立ちの狛犬です。
その後ろの門の中にもいましたよ。陶器製でしょうか。小さく奥ゆかしい感じ・・・。乙女(?)ゴゴロにグッときました。
福栄神社は、大正時代に近隣の神社が合併されて現在の姿になったためか狛犬の数が多い!そして、石製のものは全て立型でした。
よく見ると、お社の柱の先にも犬(獅子?)らしき彫り物が。
こちらは向かって左が口を開けた『阿(あ)』形、右が口を閉じた『吽(うん)』形。狛犬と配置が逆なのには意味があるのでしょうか・・・。とても気になります!
たくさんの狛犬たちがこの場所から、‘福が栄える’ように地区を見守っているんですね。
狛犬の製作年代は、土台部分が苔に覆われていたため確認ができませんでしたが、鳥居は『亨保』(1716~1735)の時代のものであることがうかがえます。
何度か訪れたことのある福栄神社ですが、改めて見てみると数多くの発見がありました。
『鳥取県の狛犬データベース』を見て、皆さんも近くの神社の狛犬たちに会いに行ってみてはいかがでしょうか。
◇鳥取県立博物館『鳥取県の狛犬データベース』へのリンク
日野振興局 2014/04/21