日野町舟場の旧出雲街道とは反対側の、マガモが休んでいる田園地帯をぶらり。左手に「厳島神社」が見えました。
安芸の宮島で有名な「厳島神社」、海のイメージがありますが、なぜ山間地の日野郡に?
ちなみに日野町にはもう一つ町内の下榎にも「厳島神社」あるとか…。
参道を本殿に向かって歩いていくと、当然、一対の狛犬がお出迎え。ん?見るとパッツンパッツンのおかっぱ頭。まるでエジプトのピラミッドを守るスフィンクスのようにも見えます。なかなか珍しい形のように思います。なにか由来でもあるのでしょうか?
なんでも、狛犬に詳しい人にお聞くと、狛犬の形で「越前かむろ」という系統の形態があるとか。この狛犬が「越前かむろ」なのかどうかはわかりませんが、調べていけばおもしろい由来を見つけることができるかもしれません。
ちなみに、鳥取県立博物館が公開している狛犬データベースでは、この狛犬の系統は「出雲(立尾)」となっています。
鳥取県立博物館狛犬データベース:
http://digital-museum.pref.tottori.jp/contents/komainu/index.html
このように、日頃、なにげなく見過ごしている地域の宝や資源をまち歩きをして見つける手法を学ぶ講演会「世間遺産とまち歩き~みんなでみつけよう地域の宝~」を、5月27日(火)に日野振興センターで開催します。
特に地域の方自身に、自らの地域の魅力や資源、それらの背景にある由来や歴史について一つの物語(ストーリー)までつなげて見つめ直す参考として、受講いただきたいと思います。
http://www.pref.tottori.lg.jp/item/906887.htm#itemid906887
(by 比路)
日野振興局 2014/05/16